先日見ていた卓球のワールドカップですが、
中国との決勝戦を見て感じたことは執念です。
その違いが勝敗を分けたように思いました。
日本にとって中国はまだ格上の存在であり、
負けても仕方がないと思っているのではないか、
勝ち切るという熱い想いのような覚悟がない、
そのように見えたのは私だけでしょうか。
この3ヶ月、上絵の作成を続けてきましたが、
実験的な絵付けを繰り返してきた結果、
無駄なこともあったので時間もかかりました。
時間をかけたからといって良い作品になるとは
限らないのがミニチュア陶芸の世界も同じです。
割合うまくできたのは数点しかありません。
結果はどうあれ、掴んだものもありました。
『青粒』と呼ばれる大正時代のテクニックは
昔の伊万里風の陶器には時代が合いません。
でもどうにかして自分でも作ってみたいと
以前から思ってきたので無視しました、(笑)
本物の青粒の技術はわからないことだらけなので
表面上の「らしさ」だけのことなのですが、
粒を盛り上げる前に、下地を作らなければ
思ったような効果がないことも分かりました。
今回は下地に黒を塗ってから焼き、その上に
緑の粒をひたすらポツポツと置きました。
実際にやってみて感じたのは、
粒同士が接触しないように密集させて置くことは
とんでもなく難しいことだと分かり、
職人の技術への執念の一部を感じた青粒でした。
ジャパンギルドミニチュアショーin TOKYO
2019年11月23日(土)11:00〜16:30
24日(日)10:00〜16:00
都立産業貿易センター台東館6F
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