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２０２０年 １１月２０日の日記。
２０日の日記にコメントして下さった記事にもありましたが。
「日本人」の遺伝的、及び、文化的な 起源 は大陸や半島にあることは疑いありません（文化的には大陸・半島起源が大部分、遺伝的には大陸半島から、もしくは混血）。
そうでない、日本人の起源は全て日本列島にある・・というのは、神話の世界だけでありましょう。そして、列島の外にある起源を無視、軽視するのは、神話ー記紀神話（当然ながら、事実をそのままには伝えていないもの）にしか拠り所を見出さないこと、と言えましょう。
そして。
「（記紀）神話」ー及び、それの変形である、いわゆる「古史古伝」（僕は、ニセモノと思っています。詳しくは、「古史古伝」でネット検索して下さい）に強く拠り所を見出す人々の少なからず、が、歴史修正主義的であるのです。
僕の、個人的な経験ですが。リアルで出会った人々の中から。
それらの人々は、陰陽五行も稲作技術も乗馬技術も馬も・・大元は「日本」（倭国？）にある、と信じているようです。
何故、大陸や半島から教わったり、混血だったりすることが信じられないか、と言えば。つまりは。
そう認めると「遅れをとった」ことになるから。日本はアジアの他の地域とは違う特別な国だから。 です（僕の個人的な意見ですが）。
すなわち、戦前の思想、です。実際彼らは、先の大戦はアジア独立支援であったり、南京虐殺なるものはなかった、と信じていました。
彼らは、日本「だけ」が素晴らしくて特別、と感じているように思えます。
僕も、（いろいろ致命的な問題はあるにせよ）日本は素晴らしくて特別、と思いたいです。しかし、日本「だけ」が素晴らしく特別だとは、毛頭思いません。
世界の地域や国は、何処も素晴らしくて特別、だから。
僕は逆に。
日本列島に住む人々の起源が、アジアや世界のアチコチにあること、とても素晴らしい、と思うのです。
長い歴史の中で、今の「クニ」や「国境」といったものを超えて、世界中の人々が活発に活動していた、その世界に通じる流れのひとつとして、日本人や日本文化がある、と考えたら「ロマン」がありませんか？！
記紀神話、というより「古史古伝」に大きな価値を見出す人々は、神武天皇以前から？の大昔よりの日本列島での仲間（先祖代々の）、としての我々、ということに強い意味を感じておられるようです。
しかし、たとえ先祖や父祖伝来の地や文化や遺伝的特質が違っても。「仲間」と思うこと、が、できるのではないでしょうか？
「シルクロード文化の終着地」とも言われる、奈良の人間として、そんな風に思うのです。
ほんとう、今回もとりとめのない文章になって、ごめんなさい。
親愛なる皆さま、いつもお読み下さって、ありがとうございます。
その一。
「古史古伝」の「勉強会」にも一度だけ行きましたが、それ以降は行っていません。
古史古伝、神代文字、といったことに対するハッキリとは分からない疑問から、ネットなどで色々なこと、調べました。
それまで殆ど観ることもなかったＴｗｉｔｔｅｒ記事も観るようになり、古史古伝に関することだけでなく、朝鮮植民地支配（強制労働、性奴隷）、天皇制、特攻の欺瞞、などといったテーマの記事を読むことも多くなった気がします。
その�猯�れ�瓩如�韓国ソウルの「水曜デモ」に行ったり、近畿でのデモに参加したり、政府や地方自治体機関にハガキを出したり、一人スタンディングしたり・・。そして、ここｍｉｘｉでイロイロ記事を書いたり。
その二。
スピリチュアルな傾向のある方に、僕の描いたハガキ絵（時々、ｍｉｘｉでも紹介しているような絵）を見て頂いた時、言われました。
あなたの絵は、日本の、というより世界に通じる日本、という「波動」（ムード、オーラ、のようなもの？）を感じさせるものだ、と。シルクロードで大陸と通じていた奈良、と言う地が関係しているのかも、と。
だから、「こんなふう」に感じるのかも、しれません。
私は中学校の生徒たちに「竹取物語とアジアの昔話」の授業をしたことがあります。
現存する日本で一番古いお話しとされている「竹取物語」ですが、天人(飛天)など、竹取物語より何百年も古い壁画などが敦煌莫高窟には多数残されています。
飛天はもともとインド発祥のようです。
日本がまねをしたのでしょう。
それ以外にも、日本の昔話とそっくりなお話がアジア一円に残っています。
特に朝鮮半島には多いです。
具体的なお話を読みながら、「日本人とアジアの国の人たちの心はつながっている」という結論に気づかせました。
自分ではいい授業だったと印象に残っています。
具体的な事例ー昔話を読みながら気づいた結論、しっかりとした実感となるのでしょうね。
インドから（おそらくは）仏教と共に、天人、飛天が中国や周辺の地域に広がり、日本にも伝わった、
のでしょうね。
日本と同じような昔話、アジア、特に朝鮮半島にいっぱいあるのですね。
イザナギが「黄泉の国」からイザナミから逃げて帰る時、色んなものを投げると、それが追っ手を阻むもの
となっていく話。「呪的逃走」というらしいのですが、呪力が込められたものを投げながら逃げていく、という物語
は世界のあちこちにあるそうです。
小僧さんがヤマンバから逃げる時、和尚さんからもらった「三枚のお札」を投げていく・・と言う昔話がありますが、それも一種の「呪的逃走」の物語、ではないでしょうか。
あと、イザナミとイザナギが、泥だらけの下界を長い棒で掻き混ぜていくと色々な島々が生まれていく・・という
話も、「ノアの箱舟」と共通する「洪水神話」といわれているそう。
「比較神話学」というのでしょうか、そんなことを知ったり考えたりするの、ワクワクしますね！
様々な物語が伝わり、伝えていく中で、日本とアジアの国々・世界の国々の人たちの心は。つながっている。
のですね。
世界ともつながっていくのですが、まずはアジア、とりわけ朝鮮半島の国とは兄弟関係という意識を広げたいです。
差別なんてもってのほか、兄弟とか日本文化の母という関係だと思っています。
しっかり謝って、もっとも仲良くなるべき国。なんたって、古くからの「お隣さん」だから。