戦争が始まって戦場に連れていかれたら。
すぐに、白旗を挙げて降参しなさい。
降参して捕虜になったら、相手はあなたを攻撃しないし、何より
あなたが戦わずにー誰かを殺さずに、すむ。
こんな感じの意見を聞いたことがあります。
そして。当然、みんな自分の国や社会を守るため、殺すことも殺されることも
覚悟して戦っているのに、自分だけ逃げるなど、身勝手極まりない。
・・という批判の声もあるでしょう。
一見、その批判は正しいように思われますが。
しかし、それは違うのでは?
そもそも、戦争を起こしてしまうこと自体が、また、人民一人一人が
殺しあいを覚悟して戦わざるを得ないことが、外交や政治の失敗=国の失敗、
なのではないでしょうか?
戦争など起こしてしまって、皆さまには、言葉に言えないくらい、申し訳ない と
国家は人民に謝るのが、「スジ」かもしれません。
(前にも幾度か書いたことと思いますが)先のアジア・太平洋戦争での
戦没者の方々を、「国を守るために命を落とした『英霊』」と称える人々が
少なからず おられます。
ぼくが思うに、それらの人々は「英霊」などではなく、国=国策で生命を落とした、
国策の犠牲者、です。
そして、アジア中で人類史上類がない罪を犯せさせられた、のです、国策によって。
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