mixiユーザー(id:33884029)

2020年06月05日09:15

56 view

玄奘とシルクロード(その7)

玄奘とシルクロード(その7)
おわりに(その1)


はじめに述べたように、玄奘三蔵ゆかりのシルクロードの拠点については、過去において西安、トルファン、クチャを述べているので、今回は、玄奘三蔵ともっとも縁の深いキルギスに焦点を絞って述べてきた。

しかし、玄奘三蔵と縁の深いところは、中国では大慈恩寺があるし、日本では薬師寺や日本の慈恩寺、それに平山郁夫シルクロード美術館がある。そこでこの論文を終わるに当たって、それらの紹介をしておきたい。

帰朝した玄奘は、本寺の上座となり、寺地北西の翻経院で仏典の漢訳事業に従事した。当寺での、玄奘の訳経活動は、658年(顕慶3年)までの11年に及び、合わせて40部余の経典が漢訳された。玄奘の弟子である基は、師から相承した法相宗を宣教し、「慈恩大師」と呼ばれた。法相宗の開祖である。
652年(永徽3年)、大雁塔が建立される。当初は、玄奘がインド・西域から持参した仏像や経典を収蔵するための塔であった。

http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/daigantou.pdf


0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する