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2019年01月18日10:36

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2050年の中国(その10)

2050年の中国(その10)

「2050年の中国」について(その9)
第2部 2050年の中国(その2)
第2章 2035年の中国・・・現代化の基本的実現(その1)


第十九回党大会の報告が打ち出した、2020年から2035年に社会主義現代化を基本的に実現するという主要目標の条件に基づき、社会主義現代化の「五位一体」の全体的布石の視点から、2035年の発展戦略目標について分析と解釈を行う。


1、経済建設

経済的実力の大幅な飛躍。中国経済は長期にわたって「中高速成長」を維持し、2020年から2035年の間、GDPの年平均成長率は四・八%から五・六%の間、2035年、世界のGDPに占める割合は27.25%から31.45%、世界のGDP成長に対する貢献度は三分の一以上に達する見込みである。

経済成長と同時に国民の所得も一緒に増やし、労働生産性の向上と同時に労働報酬も一緒に引き上げる。都市と農村の住民一人当たり可処分所得の年平均成長率約5%を達成し、中国の総就業人口がまずは増加を続け(2015年〜2030年)、その後減少に転じても(2030年以降)、総人口における就業率は引き続き55%以上を維持する。そのうち、女性の就業率は引き続き比較的高い水準を維持し、世界の上位に座る。非農業就業人口が増加して農業就業人口は減少を続け、知的型、技能型、起業型、イノベーション型の労働力大軍を築き、技能労働者の比率が目に見えて上昇し、毎年増える新社会人のうち、高等教育機関の卒業生だけで700万人を超え、労働生産性の上昇率は引き続き5%以上を維持する。

現代化経済体系の基本的な完成。世界レベルの先進的な製造業群を築き、現代的工業の付加価値がGDPに占める割合は減少を続け、グローバル、バリューチェーンにおけるミドルエンドやハイエンドの中に入り、経済の質の強国を築き上げる。

現代的サービス業の付加価値が GDPに占める割合は三分の二に達し、グローバルな競争力のある世界一流企業軍と、世界最高の価値あるブランド群を築き上げ、新産業が国民経済に占める比率を二倍にし、先進的な経済産業構造を構築する。

農業及び農村の現代化を加速し、農業のサプライサイド構造改革を深め、現代的な農業の産業体系を構築し、現代化経済体系の重要な基礎とする。

インフラ体系をより先進的、完全、効率化、グリーン、安全なものにし、世界一流の超大規模の交通強国を築き上げる。発展の空間構成を改善し、広げ、東西南北、縦横相互につながり、連動して発展する新しい局面を形成する。陸海総合的計画を堅持し、海洋経済の発展を加速し、海洋強国化を加速する。

世界最大規模の都市群、大中小の各都市、小規模な町が協調して発展する都市化の大局面を形成する。都市の質が目に見えて向上し、公共サービスは常住人口をカバーし、公共安全は国内外の旅行者も含めた実際の人口をカバーする。

世界最大規模の市場主体を有し、彼らの積極性、創造性、革新性を引き出し、中国経済の持続的発展を支える重要なミクロ面の基礎とし、世界最大規模かつ競争力を有する市場と開放的な局面を形成し、グローバルな競争力のある世界一流企業と社会主義起業家を生み育てる。

科学技術の実力の大幅な向上とイノベーション型国家の前線への躍進。あらゆる要素の生産性は目に見えて向上し、研究開発(R&I)経費の支出がGDPに占める割合は二・八%に達し、OECD加盟国の平均水準を超え、研究開発への投資は世界の五分の一から四分の一を占める。

就業人口一万人当たりの研究開発者の比率は上昇し続け、各種の知識・技能人材は二億人を超え、国際水準を有する戦略的科学技術人材、科学技術分野のリーダー的人材、若手の科学技術人材、高水準のイノーベーション集団を育成し、科学技術と人材の経済成長の貢献度は不断に上昇し、世界の科学技術発展と人類文明の進歩に重要な影響を与えるオリジナルな成果をより多く創りあげる。
世界最大規模のイノベーションセンター及び研究開発基地となる。
重要な基礎技術、最先端技術、現代的エンジニア技術、革命的技術革新を力強く支援し、宇宙強国、サイバー強国となり、世界最大規模のデジタル経済、デジタル雇用、デジタルサービスを築き、スマート社会を基本的に完成させる。
知識集約型サービス業の付加価値がGDPに占める割合約四分の一を達成する。



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