一切の非有非無の中道を説いたのが、初期仏教であり、初期大乗。 存在としての非有非無、はたらきとしての不生不死、無相・無作・無量・無辺・無自性・無差別というのは「空」についての別名。 最も根本にあるのが、非有非無だが、「万物に仏性が宿る」という
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「維摩経」を久しぶりにめくってみたが、いつも魅力的で闊達おもろいオジさんである。空や智慧成就を実践し涅槃の悟りへの道を修行するといっても、我執や煩悩を捨てきれぬ凡夫たる我々では、空性や六波羅蜜と云うことばについ、とらわれて固定的な概念の実体
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