本格的な台湾料理や中国人による家庭料理の店とかじゃないと、
日本ではあまりお目にかかることのない「アヒルの卵の塩漬け」
*「鹹鴨蛋」シエンヤータン 一般的には「鹹蛋」シエンタンと呼ばれる。
ピータンが今ほど馴染みになっていない頃、
35年以上前にアメ横で買ったことがあるのだが、
臭くてまずくて困った。
当時は、ピータンでさえアンモニア臭のきついものが多くて、
「まじで中国人こんなもん食ってんのかよ?」と思ったのだが、
すぐにピータンは「ちゃんとしたもの」が普及して、
美味しく食べられるようになった。
しかし、シエンタンは、日常的に美味しいものが手に入るイメージはまだない。
ネット時代だから、ちゃんと買えばいくらでも買えるんだろうけどね。
とある用事でお出かけした道すがら、大好物である業務スーパーがあったので、
ちょっと懲らしめてやろうかと立ち入った。
むむむ、業務というほどではないな。
冷食系を買わない私には、その手の大量パックは無用なのだが、
そういうのではなく、業務用でしか手に入らない香辛料や調味料が目当てだったりする。
ないな……。
そこで、見つけたこのアヒルちゃん。
ピータンも売っていたけどね。
それはやはり、シエンタンでしょう
まずかったらどうしようと思いつつ、
まあでもこうやってちゃんと売っている以上は、そんなにひどくはないだろうと、
安いので買ってみることにする。
じゃ〜ん、きれいですね
でも、良かったのはここまでだった。
まずい!!!
塩っぱい。
塩っぱいのは当然なんだけど、なんかもうまずい。
しょうがないから、濃い味付けのものに混ぜたりしつつ、
やっと一個食したんだけど、
なんとなく嫌な匂いが移るし、使ってもいいことが一つもない。
そんなこんなで、食べたあと気持ちが悪くなった。
あと五個どうしよう?
食べ方が思いつかない。
食えないわけじゃないぎりぎりのラインであるところが、
貧乏性の私としては、捨てられない。
なんとかならんか????
ちゃん作ればシエンタンは美味なんですけどねえ
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