「お好み焼きを切り分けるのは関東だけ」「関西では1人1枚食べる」 東西の意外な文化の違いがネットで話題に
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それにしても、こんな釣りネタに声を大にしてかみつく関西人の多さは、
(もちろん冷静な人もいるし、関東人にもおかしな人はいる)
それだけ、関西を象徴する食べ物なのだろうかねえ?
それはそれで、少しはうらやましくもあるが、
やはり「なぜこだわるのかなあ?」とちょっと考えてしまう。
思うに、自分にはソウルフード的なもの「週に一回はこれを食う!」とか、
「このあたりのどの家にもかならずある!」といった食べ物が思い当たらない。
*秘密の県民ショウ的なアレね
まあしいて言えば、ほぼ毎日納豆を食べるくらいなのだが、
それとてもソウルフード的なニュアンスはなく、
「お手軽で」「健康食で」「おいしく」「保存が効く」
という常備菜でしかない。
玉子と同じである。
なくても平気だし、
「納豆は東京人の……」などと恥ずかしいことは全く思わない。
*そもそも納豆は全国区の食べ物で、
毛嫌いするのはほんの一部のローカル地域だけ。
毎日、梅干し一個とか、つけものがつく感覚のものだ。
本当に食べているのかどうかは知らないけれど、
さぬきとか「うどんで有名な土地」の人は、
ほぼ毎日うどんを食うとかなんとか、
そういうものは……東京人には一切ないんじゃなかろうか?
お込み焼きの発祥は、
東京の闇市が日本で最初という説はまあまあ信ぴょう性がある。
これを言うと、大阪や広島の一部の人が顔を真っ赤にして否定することもあるけれどね。
とはいっても、特に確定的な証拠があるわけではないので、
「戦後のモノのない時代の闇市で、
手に入るメリケン粉でカサマシした食べ物が、
自然発生的に日本各地で生まれていた」
でいいと思うんだよな。
それを言い出すとまた、「明治の」「大正の」と言い出す輩もいるんだけど、
それ、あったとしても違うものだから。
庶民食としての「お好み焼き」は、戦後のものと考えるべき。
で、広島や大阪では「ソウルフード」的な代表的食べ物に進化していったのに対し、
東京ではあるにはあるものの、
「わざわざ食べるほどのものではない」扱いになっていった。
もちろん、古いお好み焼き屋もあるし、
いいとこは最早お好み焼きというより「鉄板天ぷら」みたいになっていて、
キャベツなんか使わずに、鉄板で焼くかき揚げだけど、
それとは違う普通の町のお好み焼き屋はポツポツと存在していた。
ただしそれ、家族で食べるというより「飲み屋」だけどね。
ついでに「もんじゃ」も説明しておくと、
「もんじゃが東京のソウルフード的なもの」なんてことは一切ありません。
この辺り、地方の人で誤解している人はけっこういる。
だいたい、月島もんじゃみたいなごちゃごちゃとしたもんじゃなんか、
人生で1回も食ったことねーよ。
「もんじゃ焼き屋」も基本的には、ありませんでした。
あれはね、だいたい駄菓子屋のばばあの副業で、
そうでなければ、「お好み焼き屋にいっしょに並んでいるメニュー」なんだよ。
駄菓子やめて「もんじゃ」で食っている店によく行ったけど、
もちろん「ガキのたまり場」ですからね。
なもんで、割り箸とかもったいないし、ガキが扱うから、
「ハガシで食う」スタイルだったのよ。
お込み焼きは、箸で食べるもの。
このあたり、本当に関西の人のほとんどはコテだけで食うんですかねえ?
いや、箸で食うけど……って人がいっぱいいそうな気はする。
どうなの?
月島もんじゃは、東京から駄菓子屋が消えてもんじゃも消えて、
月島がなんか開発から遅れて非常に寂れた町になった時に、
「町おこしで考えた」ものですからね。
東京名物じゃねえですよ。80年代からのもんです。
「お好み、もんじゃ」の店は、浅草周辺の方が本筋でいっぱい残っていましたね。
大人になってもんじゃ食べたのは、
「ぜひ食べたいという留学生」を浅草で案内した時ぐらいです。
*大木のは、コースで食ったけど。
まだお好み焼きのほうが食ってます
東京で、お好み焼きがメジャーにならなかったのは、
やっぱり「ウドン粉」嫌いが潜在的にあったのかもしれない。
江戸東京のイキで言えば、蕎麦は粋でうどんは野暮。
特にお好み焼きのように腰を据えて食べるような粉モンは、
戦後の東京にはあわなかったのだろう。
わざわざ外で食べるのなら「もうちっとマシなもの」を食べるだろうし、
家でやるには、まだ白米信仰が強かったから、
「白米のおかずに」粉モンは好まれなかったと思う。
貧乏我が家では、ごはんのおかずが「うどん」だったことはかなりありますけど
*これ、オレが「あんまり好きじゃない」と小さい時に言ったせいで、
姉2が「私大好き」と言い出しやがった。
その結果、私が好きな「カレー」姉2の好きな「うどん」が同じ頻度で出ました。
そしてうどんの日は、家族みんなの食が落ちた……。
ほんんっと、うちの姉ちゃん性根が悪い。
そして月日は流れ……
繁華街には、大阪出身者(ホントかどうかは知らん)によるお好み焼き屋もあふれ、
大学の近くに、広島焼きの店もあったので、
そこそこ食べるようになりました。
しかしだね!
「広島焼きは美味しかったんだけど、
ほんとうに美味しいといえるお好み焼きは、
一度も食ったことがなかった!」
まあこんなもんでしょ……って感じ。
で、バブリーな時代にそんなこんなのお話をしていたら、
某広告代理店の関西コテコテ(自称)の人が、
おすすめの「銀座でホンモノのうまい関西風お込み焼き」を食える店がある!と。
ならばと仕事終わりに営業か派遣のねーちゃん連れて4人位で行ったんですな。
「もちろん、一人一枚たのみますよ!」
そこは、店主が焼く店なので、
出来上がるのを待っているわけだけど、
二枚くらいは時間差で来るので、
たぶんバッテンに4等分して食べたのだと思う。
「はいはいまずはこれ食べて」「いただきま〜〜す」って感じ?
切り分けるのはもちろん関西人の案内者。
しかし東京人でも違和感があるのに、
関東人っていうくくりのイメージがないんだけど、
なんで「関西人」「関西弁」っていう言葉はわりと一般的なんだろうね?
それって、大阪人が悪目立ちしているってことなのか、
こっちの人間が「だいたい関西」でいいと思っているのか?どっちだろう?
とりあえず東京で使う関西人のイメージは、
「関西人」≒「大阪人」
で間違いない。
京都人とか、奈良人、和歌山人……
(なんかこういう書き方をすると縄文人みたいな)
は、おおまかなイントネーションは「あっちより」ではあっても、
言葉もしぐさも食文化も違う感じがするけどね。
さて、件のお好み焼き。
お仕事上のあれなんで、「美味しいです」というのは当然なんですが……
それほどでもなかったです。
それは私がコテコテのあっちの人とは好む味が違うってことも、
あるかもしれないですね。
そしてそれが、お好み焼きみたいなもんを東京ではあまり食さない理由なのかも。
結論で言うと、
「マヨネーズとソースがいらない」
これ大きいよね。
マヨとソースがどっぷりかかっていると、
それだけで食欲がなくなるんです。
さすがに、全部避けて食べるのも失礼なんでそのまま食べましたが、
「あ〜〜あ、せめてマヨ抜きソース1/3なら美味しいのに」
と思いました。
今でも、「マヨとソースは別盛り」にして欲しいんです。
全部均質にべったりついているのがもうダメ。
ソースがたれて鉄板で焦げて香ばしい香りがつくというのはわかるので、
それなりヘリの方にほんのちょっとかけてくれればいいです。
で、卓上に醤油皿と「マヨ」「ソース」があればいい。
いや、もっというと、
私はさっとウスターか醤油を刷毛でちょろっとで食べたいんです。
いいお店でそれを言うと店主渾身の味付けを全否定するようなものなので、
もちろんやらないけど、
いつも「マヨとソースなければいいのに」と思いました。
なので、
「マヨネーズとソースは少なめでお願いしま〜〜す」というんだけど、
それでも多いわ!
ということで、最後にお込み焼きを食べたのは何年前だか思い出せないくらい。
でも、たまに食べたいんだよね。
「自分で焼く」方
ただ、焼き肉同様ひとり鉄板はありえないのでもちろん食べません。
今は、20代くらいの若い子と食事する機会はまずないので、
イマドキの子が「お好み焼きをどうやって食べているか?」なんてわかりません。
だから、このおかしなコラムのように、
>関東では1枚のお好み焼きをピザのように切り分けて、
>複数人でシェアするのが一般的。
なんていうコモンセンスがある世代もいるのかもしれない。
(見たことないけどね)
そもそも、6人以上で一枚をシェアしなきゃいけない状況がよくわからないので、
というよりそんな大人数でお好み焼き屋にまずいかないし、
仮に行ったとしても、そのときは「同じものを2つずつ」にするから、
やっぱり「切っても4つまで」だと思う。
「そっちのちょっとちょうだい!」
「ああいいよ、ほい!」
って時でも、ピザカットはありえない。
相手の様子を見て、「適当に良いサイズを切り分ける」
わかんねーなー。
美味しいお好み焼きが食べたいな〜〜
あ、ソースとマヨは別ザラで!
ウスターと醤油も置いてね!
そうだ!
教えて下さい!
関西とか広島とか、「お好み焼」が有名な土地出身の人!
実際、どのくらい食べるものなの?
もちろん個人差はあるけど、そこはいいから。
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「お好み焼きを切り分けるのは関東だけ」「関西では1人1枚食べる」 東西の意外な文化の違いがネットで話題に
2015年12月02日 19:50 ねとらぼ
大阪や広島など関西地方の名物として知られる「お好み焼き」ですが、実は関東と関西では食べ方に大きな違いがあるとネット上で話題になっています。
関東では1枚のお好み焼きをピザのように切り分けて、複数人でシェアするのが一般的。一方、関西では「お好み焼きは1人1枚食べるもの」という認識が強く、「シェアするという発想がなかった」というほど意外なことなのだそうです。これに対して関東の人からも「切り分けるのが普通だと思ってた」「色んな種類を頼んで分けるのが楽しいのに……」「1人1枚食べたら飽きるんじゃ?」など、驚いたという反応が多数。関東勢の記者も「ピザ切り」が当たり前だと思っていたため、大きなカルチャーショックを受けました。
また、切り方にも微妙な違いがあるもよう。シェアすることが目的の関東では等分しやすい「ピザ切り」が多いですが、関西でお好み焼きを切る場合は食べやすくすることが目的のため小さな四角に切る「格子切り」にすることが多いのだそうです。知らなかった……。
お好み焼きの切り方についてはネットでたびたび話題になっており、2012年にアニメ「スマイルプリキュア!」で大阪出身のキャラがお好み焼きを「ピザ切り」にした際には、関西の視聴者からツッコミが続出したことも。人数分にシェアしやすい「ピザ切り」か、小さく食べやすい「格子切り」か。どちらにもメリットはありますが、ここまではっきり文化が違うのは驚きですね。
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