■貴闘力「ギャンブルやってなきゃ横綱なれた」 賭博の怖さ赤裸々に語る 「無一文になると稽古」
(ウィズニュース - 12月02日 07:00)
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「ギャンブルをやってなければ横綱になれた」
(ヾノ・∀・`)ムリムリ
冗談で言っているので、本人もそんなことは思っていないのはわかるけど……
少しは色気があったのかな?なんて思う
みんな間違った認識を植え付けられているけれど、
「天下の大横綱、千代の富士に引導を渡したのは貴闘力です!」
決して、貴花田に寄り切られたからじゃありません。
そういうファンタジーをみんなが作っただけです。
初日に貴花田に負けた相撲は、はっきりいえば「なめていた」
ゆるくあたって「いいとこ取らせて」力でも見てやろうかい?ってな相撲。
全身全霊で潰しに行ったわけじゃないんだよね。
若くて身体も一回り大きい貴花田に「いいとこ取られて」基本通りに詰められたら、
そりゃ土俵を割るって。
負けたあと千代の富士はにやけていたけど、
「あれ?いけね負けちゃったよ」程度で深く傷ついてはいなかった。
だから、2日めは中盆板井をウルフスペシャルで豪快に投げている。
そして三日目。
「貴闘力に負けた」
この相撲が特徴的だったのは、
千代の富士がスピードで負けたってことなんだよ。
動いてくる小さい奴に負けるはずがないのは、
千代の富士が誰よりも速かったからで、
それが動き負けて「とったり」で負けた。
横綱になってから「とったり」で負けたことなんてないんじゃないかな?
そしてそれが……千代の富士に限界を悟らせたんだよ。
「注射の効かないガチンコ藤島勢が大量に上がってきていた」
からね。
貴花田への引き継ぎ話は、ただのヨタですよ。
そういう物語を作りたかっただけです。
というようなことは置いといて、依存症の話。
(枕長いな
)
貴闘力のギャンブ依存は筋金入りなんでねえ。
本当に、もう全くやらないのか?と言われると、
「私は信じてはいない」です。
芸能人のクスリとか、なんだかんだで抜けないのと一緒です。
この前の北の湖部屋と言い、
大鵬親方は別に「一代年寄」で大鵬部屋を持ちたかったわけじゃなく、
ちゃんと持ち株をとっていたんだけど、
そっちを返してもらうと「親方が一人廃業になる」わけで、
柵にまけたんだよね。
それを見ていた北の湖は、特に「一代年寄」部屋をいやがったんだけど、
こちらも周囲に負けた。
千代ちゃんは、最初から「断固として拒否する」姿勢を貫いたので、
陣幕→九重と、歴史ある部屋を継承したわけだ。
*この辺の態度というか、迎合しなさが、
たぶん千代の富士の協会内部での評価を下げている可能性がある。
大鵬部屋はもともとは、部屋の最初の出世頭である巨砲が継ぐべきだったんです。
大鵬親方が30半ばで脳梗塞やっちまって、いろいろ不自由になったからね。
でも巨砲(おおづつ)は、「株が買えなかった」
当時、4億5億は当たり前と言われた時代でもっと高騰していただろうから、
協会に残れる期限までに株を買うカネを作れなかった大砲は、
なくなく相撲界を去りました。
それから大鵬部屋には後継者らしい後継者はいなかったんだけど、
娘婿だった貴闘力が大鵬道場大嶽部屋として受け継いだ。
貴闘力が結婚したのは、彼の全盛期なんで、
その時は部屋継承の話があったのかどうかわからんが(たぶんあったでしょう)、
それから7年も経って貴闘力が空前絶後の「幕尻優勝」を決めた時、
「これで義父大鵬に顔向けできる」
「32回のどの優勝よりも、貴闘力の優勝が嬉しい」と、二人とも泣いたのは有名な話。
それがね……
時津風の暴行事件に次ぐ、「部屋持ち親方のクビ」という恥を晒す。
それほどまでに、依存症は根が深いよと。
やっと本題。
電車に乗るとよくカウントするんだけど、
時間帯や年齢層にもばらつきがあるとしても、
「平均して5割以上がスマホをずっといじっている」
落ち着いてスマホを弄りたいから「とにかく座ろうとする」
みっともねーな〜〜と思うんだけど、当事者には違うんでしょうね。
これも依存症。
アルコール依存やニコチン依存なんかと大きく違うのは、
脳に直接作用する「薬物」を外部から摂取していないこと。
本当にやばいのは、もちろんヤニ中毒も含めた「薬物依存」です。
刺激が強い上に、脳がそれに慣れてしまっているから、
離脱症状が強く出る。
そして困ったことに、その物質そのものが「人体に悪影響をもたらす」
薬物依存は、廃人まっしぐら。
でもこれも「程度の問題」で、
例えば食事で食べる炭水化物だって同じなんだよね。
極端な例は、ラーメン依存症
特に、二郎みたいな「大量の炭水化物、濃い塩分、脂肪」を濃密にミックスしたものは、
脳が快感を覚えやすい。
ポテチみたいなもんです。
*炭水化物やアブラが、直接血液脳関門を超えて脳に作用するわけじゃないけれど、
いろいろな興奮や刺激が積みかさなって「ドーパミン」が溢れる。
ギャンブル依存とラーメン依存は、そういう意味では同種です。
タバコやアルコールが、個人差もあるけれど、
毎日ちょろっと嗜んでいても、強い依存症になるわけじゃありません。
結局ね、刺激の強さを求めだすと、
依存症は危険な道に入るってことです。
で、ギャンブル依存症。
これ、ゲームやスマホ、ネット依存とか、アイドル依存なんかと同じです。
基本設計は、
「競馬依存」も「ジャニーズ依存」も変わらないよ!ということ。
ギャンブルだけが特に目の敵にされるのは、
放射脳と同レベルの妄想だとは思うんだけど……
実際ギャンブルは、他の脳的な依存症よりも「金銭負担がでかくなりやすい」ので、
生活が崩壊する率が高い。
借金してパチンコするのと、借金してアイドルグッズ買うのはおなじなんですけど、
「ギャンブル狂のほうが借金地獄に落ちやすい」とは言えるかもしれませんね。
なんでかって言うと。
脳内麻薬が出やすいから。
刺激が強いってことです、ギャンブルは。
例えば、大好きな××のコンサートで興奮しまくって、
「天国にいるような恍惚感」があるとして、
そのコンサートは、毎日やってないんですよね。
だから、リセットできるし、また興奮を味わうことができる。
しかし、ギャンブル場は「ほぼ毎日」やっている。
*タバコのダメなのもこれでね、
寝てる時以外はいつでも吸えるから、簡単に依存症になる。
そしてギャンブルのいけないところは、
「負ければ負けるほど、買った時の興奮が大きい!」
すさまじいばかりのカタルシスがやってくるわけです。
だから、負けに突っ込んでしまう。
もともとギャンブルは、全員が勝てるわけではないので、
勝ち続けるには、「依存しない」ことが重要なんです。
ロマンや遊びや興奮の部分が抑えられなくなると、ギャンブルは負ける。
勝ちたかったら、常に確立だけを冷静にイメージできるようにならないと。
そういうことをしなくて、運だけで勝つ人も稀にいるんだけど基本的には無理。
ギャンブルだけが、依存症になるわけじゃないんだよ。
人間生活のほとんどすべてが、依存性をもたらす可能性がある。
今、日本中からスマホがなくなったら、
「日本全体の生産効率が30%(だったかな?)上昇する」みたいな試算もあるそうで。
*すまん、出展わからん
どんなものでもそうだけど、
あることに集中して満足する状態が続いていると自覚したら、
「必ず距離を置く」
スマホなら、家において出かける日をつくる。
ギャンブルは、ちょっと負けたら2ヶ月やらない。
そういう「簡単な自制」を早い内に働かせると、依存症にはならないのです。
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貴闘力「ギャンブルやってなきゃ横綱なれた」 賭博の怖さ赤裸々に語る 「無一文になると稽古」
2015年12月02日 07:00 ウィズニュース
野球賭博に関わったとして相撲協会を解雇された、元関脇の貴闘力さん(48)が28日、ギャンブル依存症のシンポジウムで自身のギャンブル体験を初めて語りました。「ギャンブルをやってなければ横綱になれた」などユーモアも交えて話す一方、「一番大好きな相撲をできなくなった」と後悔の弁も。同じ野球賭博で野球界を離れることになった元巨人軍の選手らには「いつでも相談に乗るよ」とエールを送りました。
「ギャンブルなんて大嫌いだった」
若貴兄弟と同じ部屋だった貴闘力さんは、気迫あふれる取り口で、優勝1回、三賞14回と人気と実力を兼ね備えた力士でした。2002年に引退後は大嶽親方として弟子の指導にあたっていましたが、10年に野球賭博にかかわったとして相撲協会を解雇。今は都内で焼き肉店などを開いています。
貴闘力さんが参加したのはギャンブル依存症問題を考える会(田中紀子代表)が開いた「ギャンブル依存症対策推進フォーラム」というシンポジウム。田中さんに「依存症に苦しんだ体験を話してほしい」と頼まれ、講演することにしたそうです。
「子どものころはギャンブルなんて大嫌いだった」。貴闘力さんは冒頭、そう語りました。父親が大のギャンブル好きで、「借金取りが家まで押し寄せ、小学校を6〜7回転校した」。そんな生活に嫌気がさし、中学卒業後の1983年、藤島部屋の門をたたきます。
負けると稽古が増えて強くなる?
貴闘力さんによると、当時の力士の中にはギャンブル好きもいて、競馬や麻雀に誘われるようになります。最初は断っていた貴闘力さんも、「少しならいいか」と徐々にギャンブルの道へ。すぐにはまり、稽古が午前中に終わると、午後は競馬場やボートレースに通い、夜は麻雀という生活が当たり前になったそうです。
1989年に十両昇進を決めると、化粧まわし代などのために必要な400万円を用意するために、10万円を手に競馬場へ行き、400万円に増やしたこともあったとか。
ギャンブルに負けて無一文になると稽古する時間が増える。「そんな場所は決まって成績がよくて番付も上がった」と笑わせます。25歳で大鵬親方の娘と結婚してからも、ギャンブルをやめられず、「大鵬親方に借金の肩代わりをしてもらったことも一度ではない」と告白します。
大鵬親方にうそ、ついに野球賭博
34歳で引退し、親方になってからもギャンブルはなかなかとまりません。大鵬親方にうそをついて、ギャンブルに通い続けました。そしてついには野球賭博に手をそめてしまいます。10年に表沙汰になり、相撲協会を解雇されます。
貴闘力さんはその後、知り合いのすすめで焼き肉店を開きます。現役時代のファンらが大勢訪れ、店は人気店に。一時期はギャンブルをやめて必死に働きましたが、1年もしないうちに売り上げの一部を持ち出して、ギャンブルに通うようになります。
「心を鬼にして、お金を貸さない」
店は順調に売り上げを伸ばしていましたが、2013年末に税金を滞納し、社員に給料を支払えなくなってしまいました。「自分を慕ってくれる社員の給料を支払えない。申し訳なさと情けなさでいっぱいになった」。それ以降、ギャンブルをやらなくなったと言います。ギャンブル依存症者が自分の犯したことの大きさに気づく「底つき体験」と言います。
ギャンブル依存症者を救うにはどうしたらいいか。貴闘力さんは「家族や周囲の人が心を鬼にして、お金を貸さないこと」と断言しました。自身も「最後は大鵬親方が何とかしてくれるという甘えがあった」と振り返りました。
「脳のバランスが崩れる」
貴闘力さんは講演の後、シンポジウムを主催した田中さんや、依存症者の診察を行う専門家らと語り合いました。登壇したのは、筑波大准教授の森田展彰氏、北里大ギャンブル依存症専門外来講師の蒲生裕司氏、成瀬メンタルクリニックの佐藤拓氏。
佐藤氏は、ギャンブル依存症者は、ギャンブルをしているときに大量のドーパミンが放出される。ギャンブル以外では満足できなくなるという依存症の仕組みについて説明しました。
蒲生氏は「ギャンブルはたまにあたる。たまにあたる行動はやめられない。意思が弱いとかは関係ない。脳のバランスが崩れてしまう」と語りました。
森田氏は「ギャンブル依存症の治療法はある程度確立されている」と言います。その一つが、依存症者同士が集まって体験を語り合う自助グループです。全国に約150団体あります。そこで同じような境遇の人たちと一緒に過ごすことで、自尊心を少しずつ取り戻し、自身の体験を客観的に振り返ることができます。
巨人の元選手へ「いつでもうちの店に来て」
今年、巨人軍の野球選手が野球賭博をして、解雇処分になりました。田中さんは「やめたくてもやめられなかった彼らもギャンブル依存症の可能性がある。球団は彼らを追い出すだけではなく、治療につなげてほしい」と注文をつけました。
貴闘力さんは「彼らは大事なものを失ったという後悔でいっぱいだと思う」と指摘。「困ったことがあればいつでもうちの店に来てほしい。相談に乗るよ。相談料は焼き肉代だけでいいから」とエールを送りました。
全国に相談窓口、まずは連絡を
ギャンブル依存症は薬物やアルコールのように健康に異変が起こりにくいため、依存症者の多くが病気と認めようとしません。治療現場では「否認の病気」と言われています。貴闘力さんもギャンブルで使った金額は「約5億円」に上ると言い、今でも「ギャンブルをやりたくでソワソワする」。そういう状況にもかかわらず、「俺はギャンブル依存症じゃない。精神力で何とかなる」と言い切りました。
貴闘力さんの現在の心境からも、ギャンブル依存症の怖さが垣間見えます。都道府県の精神保健福祉センターをはじめ、専門の相談窓口があります。悩んでいる人は、まず、相談先に連絡してみることが重要です。
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