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2020年10月13日22:37

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「オン・ザ・ロック」(岡山メルパ)

岡山メルパに「オン・ザ・ロック」を観に来ましたよ。3階、メルパ3へ。

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映画のチラシです。

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「ローラ(ラシダ・ジョーンズ)は順風満帆な人生を送っていると思っていた。しかし、夫のディーン(マーロン・ウェイアンズ)が新しく来た同僚と残業を繰り返すようになり、良からぬことが起こっているのでと疑いを抱く。そこで、ローラはそういう男女の問題に精通しているプレイボーイの男性に相談を持ち掛ける。それは、自分の父親のフェリクッス(ビル・マーレイ)だった。フェリックスはローラにこの事態を調査すべきだとアドバイスし、父娘2人で夜のニューヨークへと繰り出す。アップタウンのパーティーやダウンタウンのホットスポットを駆け巡る内に、フェリックスとローラは自分たち父娘の関係についてある発見をすることになる――。」(映画のチラシより)

ローラは、主婦。2人の子供の母親。作家でもありますが、執筆は最近はかどっていません。子どもの世話、家事。毎日同じことの繰り返しの忙しい日常を送っています。夫は、ここのところ、出張が多く、夜の帰りも遅いです。ローラが、夜遅く、ベットで横になっていると、夫が疲れた様子で帰ってきて、キスしようとします。ローラが「お帰り」と言うと、ローラの声を聞いた途端、夫は、はっとして、キスを止めたんです。「誰かと間違えたのかしら」と疑いを持ちます。これがこの物語の発端です。パリにいる父親に電話で相談します。次は、夫のスーツケースに女性もののポーチを見つけます。夫に聞くとアシスタントのフィオナから預かっただけだと。パーティーでフィオナを紹介されます。フィオナと夫は、一緒に出張によく行くらしい。父親がパリから帰ってきます。父親に相談すると調べてやると。ローラには、夫の携帯をチェックするよう言います。父親にそそのかされ、ローラは、夫の尾行に付き合わされます。「白黒つけないと、いつまでも不安は続く」と。果たして…。
ラシダ・ジョーンズが、疑念と不安に苛まれる30代後半の女性を繊細に演じていましたね。飄々としたビル・マーレイの個性的な演技も際立っていましたし。
父フェリックスの自分勝手な男、結婚に対する持論が面白い。
「男の本能なんだ。男は女性を妊娠させたいと思っている。」「女は感情のフィルターを通すけど、男は通さないから女の尻を直接見る。」「結婚は銀行貯金に似ている。毎日コツコツ貯金して、何十年もたって引き出せる。」
娘ローラと、父フェリックスの関係が、興味深いです。父は、母とは違う女性の元に公然と行き、ローラと母を苦しめた経歴があります。父に怒りを向けるシーンもあります。
でも、父と娘なんですね。
ラストは、伏線を拾ってのハッピーエンド。
父が娘をそそのかした行動は、行き過ぎでよくないことだと思いますが、終わってみれば、よかったことになっています。
今まで観たソフィアコッポラの作品の中では、一番、軽快でわかりやすいコメディドラマでよかったと思いますね。

パンフレットは、製作されていませんでした。

今日も面白かったです。

映画って、いいですな
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