個人的には消極的賛成なんだけど。
憲法には、婚姻は「両性の」合意のみに基づくと書かれていて、「二つある性別の者のうち両者の」合意だけで結婚できる。他に誰が賛成しようが反対しようが関係はないと言うことだ。
ちょっとややこしく書いたのは、「両性の」と言う表現を「男女とは書いていない」というのが日弁連の主張だからだ。
「えっじゃあ何性と何性なんですか?」
「男性と男性でも良いし女性と女性でも良いじゃん」
と言うのが彼らの主張だが、この解釈は漢字圏の人間の言語感覚ではない。
この解釈が許されるならば、
>国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
>国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
という条文も、「国際紛争を解決する手段とは書いてあるが侵略用の手段とは書いていない」のである。日弁連の主張を憲法9条に当てはめれば、日本は「世界の気に入らない国を全部征服すれば国際平和が実現する(=気に入っている国は残す)」と思えばできることになる。だってダメって書いてないもん(ぶりっ子)。
個人的には、国民が納得するのであればやれば良いが、政治屋が論理を使い分けるのはどうも苦手だ。
「両」と言うのは2つあるうちのどっちもって意味だ。時代遅れな表現だとは思うが、嫌ならきちんと改憲しなさいよ。一番短い改憲方法は「両性の」ではなく「両者の」にすることだ。
■同性婚合法化、8割が肯定的 電通調査の20〜50代
(朝日新聞デジタル - 01月12日 05:13)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5453728
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