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2020年01月19日22:16

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今週の「麒麟がくる」

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が本来の予定より二週間遅れで始まりました。
でも、自分的には二週間待たされたというよりも6年も待たされた感じです。
なぜなら平成26年の大河ドラマは明智光秀が主役だと鳴り物入りで宣伝されて、すごく楽しみだったからです。
ところが制作の前に突然話が転がって、主役は光秀から黒田官兵衛になってしまい「軍師官兵衛」が始まりました。
それはそれでおもしろかったのですが、いつか光秀の主役の大河ドラマがぜひ実現してほしいと願っていました。
その願いが6年ぶりにかないました。

また、NHK大河ドラマも3年ぶりです。
「真田丸」以来です。
そのあとの「女城主直虎」は1話切りし、「西郷どん」と「いだてん」は全く見ませんでした。

今年は話を聞いた時から絶対に見ようと決意していました。

さて今日の第1回ですが、最後の「紀行」のナレーションにもあったように、光秀の前半生は全く分かっていません。
分かっていないだけに、自由に創作できるわけで、脚本家の腕の見せ所です。
ストーリーとしては無理もなく、なかなかおもしろかったと思います。
それにセットとか背景描写が昔の時代劇に比べてかなりリアルになってきていますね。
まあ、馬だけはあのころの日本の馬がもう今の日本にはほとんどいないのだから仕方ありませんが。

どうしても「国盗り物語」と比べてしまいますが、「国盗り物語」ははっきりいってほとんど覚えていません。ただ、原作小説は持っているので読み返そうと思えばいつでも読み返せるのですが、いわゆる「司馬史観」というのが今でははっきりいってだいぶ時代遅れになってしまっていますからね。
「国盗り物語」も前半は明智光秀と斎藤道三の話、後半が織田信長と明智光秀の絡みでした。
近藤正臣の明智光秀は、なんとなく記憶にあります。

今回の話、「鉄砲」が主要アイテムになっていますが、天文16年とナレーションが言っていましたから鉄砲が初めて種子島に伝来してからまだ3年か4年しかたっていない頃ですね。
だから、道三も光秀も鉄砲を知らなくても無理はありません。
これが瞬く間に日本中に広がっていく様子をどう描くか楽しみです。

恐らく12月の最終回近くが本能寺の変となると思いますが、従来のドラマは光秀が信長にいじめられて、光秀の私怨で信長を討ったというのが一般的で、「国盗り物語」ももろにその路線でした。
今、諸説ある中、その私怨説をとる学者は少数派になっています。
その他諸説ありますが、このドラマは果たしてどの説をとるか……。
2、3年前に、タイトルは忘れましたが単発ドラマで、東山君が信長を演じたドラマでは朝廷黒幕説でした。

そして最後の方で帰蝶が登場しました。若くてかわいくていいですね。
沢尻よりもずっといいです。
沢尻がしでかしてくれたおかげで、こんなにかわいい川口春奈ちゃんになって、怪我の功名です。
まさしくエリカ様様です。
かつて昭和49年の大河ドラマ「勝海舟」で主役の海舟役の渡哲也が病気降板し、松方弘樹が大役に抜擢されましたがそれがきっかけで松方が大ブレイクしたという前例もあります。

いくつかつっこみますと、最初の明智省の風景、あれはどう見ても戦後の農地改革の後の耕地ですね(笑)
あと堺にまだこの時点で、ポルトガルの商人はいなかったんじゃないかと思います。
いたとしても九州だけでしょう。
まだフランシスコ・ザビエルは来日する前です。
ちなみに、堺に南蛮船が来航したことはこの後も鎖国まで一度もありません。

あと、馬は仕方ないとしても、なんとかならないかなあと思うのが京都の町のセットです。
京都といえば現代でも道が南北盾横ににずっとまっすぐに続いています。
でもどのドラマでのセットでも京都の町なのに道はすぐに行きどまりになったり、丁字路になったりで、遠くまでずっとまっすぐな道というセットはないですね。
そのためには広大な土地が必要となって無理なのは分かりますが、今ではCGもありますから、せめてまっすぐな道をCGででも再現してほしいと思います。

来週はもうおなじみの歴史上の人物が多数出てくるようなので期待します。
1年間すごく楽しみです。
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