栄養成分

災害食にカロリーメイトを準備、と前回の日記に書きましたけれど、災害食はもともと基本的にかさばらずにカロリーが補給できるという趣旨でつくられますから、つまみ食いされないためにまずく作っているのではないか、などどいう話が出てくるようなものになり勝ち（味を良くすると盗み食いが増える、と言うのはありそうな気もしますけれど）ですけれど、これはある意味、「少量しか食べなくてもやたらとカロリーが高い」ジャンクフードに近いものになるわけです。最近注目されているたんぱく質も割と少なめなことが多いのも共通点で、ただし、水分を十分に取れない場合、たんぱく質の代謝は抑えたほうが安全と言う判断があるのかもしれません。

最近はカロリーメイトの類似品でタンパク質強化タイプのものも増えていますけれど、カロリーメイトの400kcalで8gを基準にして考えると手軽なものでは10g程度のものがせいぜいと言うところでしょうか。ごはんの茶碗一杯250kcal　4g弱よりましでも、おかずを足すことを考えるとやっぱり普通に食事をするか、たんぱく質が必要ならプロテインで足すか、と言ったところでしょうか。

ジャンクフードの場合に塩分も気になりますけれど、レトルト等の「おいしく食べられる非常食」では塩分がかなり高いことも多いように思います。私は塩気が多すぎると気持ち悪くなって食べられないので（味が薄くて食べられないことはなくても）災害時にそれしかなかったらとても耐えられませんが、世の中には「こんな味気ないものを食べなきゃいけないなら死んだ方がましだった」と言う人のほうが多いのでしょうねえ。