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2020年10月19日23:49

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社会を動かす

昨日2020/10/18の日記に書いたNHKの「SWITCHインタビュー」ブレイディみかこ氏と鴻上尚史氏の回で、番組の最後でみかこ氏が鴻上氏に政界への進出は考えていないのか、と質問していました。まあ、世の中を良くしたいと思ったらまっさきに思いつくのが政治家、と言うことで、世の中に「こんな人が政治家になってくれたらもっといい国になるのに」と様々な人が様々な人に思っていることでしょう。とは言え、権力と言うのは大抵欲しがっている人に渡すとうまくいかないものであり、欲しくもないのに与えられてもやっぱりうまくいかない場合が多く、なかなか厄介です。

政治家と言うのは、まず選挙で勝ってスタートで、いくら政治を志すと言ったところで、議員なり、首長なりにならなければどうしようもありません。さらに、なった後で実績を残すのも、政策を提示するだけでなく、それが実行されるところまでたどりつかないと、どんなよい施策でも結果は出ませんから、多くの人を巻き込んで流れを起こさなくてはなりません。そういう意味で、「あの人なら、なんかやってくれるに違いない」とみんなに思われる人は、自分も手伝わなきゃいけないならいいや、となって、うまくいかないかもしれません。ひょっとすると、贈収賄をするような政治家のほうが、「自分も何かしなければ見返りは来ない」と思っている支持者が多いせいで活動を続けやすいのかもしれません。

政治を動かすには、本人だけでなく、周りの政治家に対しても影響を及ぼす必要がありますから、政治家受けのする政治家のほうが有利になり、いいことを言ったところで政策に反映されなければ意味がないとなれば、新しい動きなどそう簡単に起きるものではないのでしょうけれど、それにしても今の日本は停滞しすぎな気がします。よく言われるのが、期待できる政治家がいない、と言う言葉ですが、そろそろ「期待できる政治家に任せる」と言う発想から、政治家を通じて自分(たち)が政治を動かす、と言う発想に転換することが必要なのではないかと思います。
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