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2020年10月13日23:36

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弘法も筆の誤り

チンピラが実は優しくても怖そうな風体をしているのは、力がモノをいう世界では弱そうに見えること自体が生存に不利だから、と言う話を聞きました。必要もないのにいちいち実力行使をしていたら体力が持たないし、となれば、普段はとりあえず見た目で判断しておいて・・と言う場合には怖そうに見えると優遇されることになります。また、勝てるつもりの勝負ではリラックスして実力が出しやすいし、相手が委縮して勝負をあきらめてくれればそれに越したことはありません。ある意味、アブがささなくてもハチそっくりなだけで生存に有利になるという擬態と一緒と言えるでしょう。

怖そうに見えるだけでは、強い相手と対峙した時には役に立ちませんけれど、怖そうに見えるからと言って別にへりくだったり、降参してはいけないというわけではありませんから、有利な時にそれを十分に享受すればよいのです。だったら別に普段からそれでよいという気もするかもしれませんけれど、一般に他の方法で優位に立つ方法があれば普通に社会で生活すればよく、「怖い見た目」やひょっとすると本当にケンカが強かったりと言う他に得意なことがない場合に暴力的な社会に入っていくわけなので、怖い見た目を活かす方向に進むのは合理的な判断と言えます。

自分の得意分野を活かすことは、就職活動のアドバイスでもよく言われるものの、ちょくちょく得意だと思っていることで人に負けそうになって卑屈になってしまう人を見かけます。広い世の中に出れば、下にも下がいるものの、上にはやはり上がいるもので、自分の得意であってもいつでも一番と言うわけではありません。たとえ自分の得意分野で異論を唱えられても、それが間違っていると決めつけていると周りを巻き込んで被害が出たりしますから、得意なればこそ冷静に成否を判断してほしいものです。まあ、得意不得意にかかわらず、自分と違う考えを徹底して否定する人もいて、そんなのがは論外としても、せっかくの情報ならきちんと評価して活かすべきだと思います。
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