mixiユーザー(id:33120836)

2020年05月31日23:38

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文字コミュニケーション

私は情報のリアルタイム処理が苦手だ、というのはこの日記に何回も書いていて、本、もしくは文字の情報が好きなのも、その影響なのかと思っています。音声で与えられた情報を処理するには、次々に流れてくる言葉を理解しつつ、自身の発言に必要な記憶を参照する必要があり、何かを思い出していると流れてくる言葉を聞き逃し、理解し損ねた文脈を補完するためにそれまでの会話を憶えている必要があるのに記憶の容量が足りず、メモを取るにもそれに気をとられているとまた言葉を聞き逃す、と、ともかく、問題だらけです。まあ、適当に流れに合わせて順当な処理をしてゆくなら何とかなるかもしれませんし、そういう処理をしている人も世の中にはたくさんいるのでしょうけれど、自分がそれで我慢できないというのが一番の問題点なのかもしれません。

ともあれ、文字にしてあれば見逃しても読み直せるし、時間に縛られないというのがうれしいところです。そんな甘えたことを言うのは緊張感が足りないのだ、という指摘はいかにもありそうですが、緊張感があっても、それで補完できるレベルでは日常生活が成り立たないのであれば、その指摘は何の意味もありません。いずれにしろ、文字は時間を止めることもできるし、早送りすることも、ゆっくり進めることもできます。唯一できないのは、元のスピードを繰り返すことで、ペースを合わせるとか、適切な間をとるとか、時間の要素が重要なことができないというのは、私自身が「文字処理」的な人間と言うことでしょうか。

特徴は特徴として長所と短所が表裏一体であるわけで、私のような偏った特徴を持っていると、能力が活かせる場面が限られてくるので、それを解消するために工夫をする必要が出てきます。まあ、その工夫が気に入らない人も出てくることがあり、また、多様性の確保の必要性を訴えることになるわけで、住みやすい世の中になるにはどうすればいいのだろうと考える日々はまだまだ続きそうです。
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