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2020年02月26日23:40

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体の動き

昔々、バブル期にはディスコと言うものがありました。そこに行って何をするかと言えば、踊るわけで、しかし、社交ダンスや盆踊りと違って決まった振付があるわけではないとのこと。まあ、社交ダンスは基本のステップがあるだけで振り付けとは異なるかもしれませんけれど、ディスコはもっと自由に踊れると言うことで、行ったことはないものの、果たしてそこに行ったらどうすればよいのか、考えただけでも途方に暮れてしまいます。当時、ディスコに行っていたという友人は、「音楽に合わせて適当に体を動かせばいいだけ」と言っていました。しかし、音楽が流れてきて体が動くなんてことは経験したこともありません。正確に言えば、足でリズムを問ったり、指で拍子をとるくらいのことはあるものの、全身を動かして「踊る」なんてレベルには到底届きません。

考えれば、自転車にしても、水泳にしても、教える人たちは「やれば自然に体が動く」と言っているのに対して、私自身は自然に体が動いたことなどなく、「こうやれば、こんなふうに動く」と考えながらなんとかできるようになり、自然に動くようになるのはその後の微調整の段階に入ってからです。ヒトの脳にはクローンニューロンという仕組みがあり、他の人がした動きを見れば真似られるようにできているらしいのですが、私の脳はこの働きが弱いのかもしれません。もしくは、共感覚(ある刺激を受けたときに別の刺激を受けたときの感覚が生じる)で音楽と体の動きに連結があるのが「普通」なのに対し、私はその共感覚が薄いか、全くないと言うことも考えられます。いずれにしても、他の人が説明を要しないことに説明が必要で、できて当たり前のことができないというのはかなり不便です。

人にものを教えるときには、全員が同じ理解レベルになるわけでもなく、説明による補足があると理解が深まるという状況もちょくちょくあるので、私の「説明を必要とする」特性で、あらかじめ説明が用意されていると、それなりにメリットもあります。ただ、本来必要でない説明をくどくどしていたり、逆に私が説明不要と感じたようなことが理解不能と言われることもありますから、良いことばかりではありません。とは言え、世の中に見ればできる人ばかりではないし、遠いところに情報を届ける必要が出てくるかもしれませんから「見てできる」人ばかりではないほうが自然なのかもしれません。
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