日常日記　２０２１年９月１０＆１１日　『先生、私の隣に座っていただけませんか？』「訣別」

１０日（金）晴れ時々曇り
マルに起こされることも無く、トイレに降りることもなく、自然に目覚めると１０時過ぎ
１０時半頃起きだしトイレに降り、マルに朝ご飯あげ、ダイニングのトイレシートを捨て新しいのに替え、庭に出ると今日は暖かくすでに庭に面した温度計は３０度になっている
新聞取って来て、広告と古新聞を片付け、板張りの上にしてあったウンチを処理して、マルトイレを奇麗にして、洗顔を済ませる
マルにご飯の追加上げ、何を観に行くか、観たい映画表を矯めつ眇めつ検討する
１１時４０分頃家を出て、西武新宿に向かい、駅ビルPePeから地下に降り、お腹空いたので当日券確保する前に昼ご飯食べることにする
AFURI辛紅　新宿サブナード店　https://afuri.com/karakurenai/
昨日は、夕方だけど結構飲んだので汁物が食べたくて、今日はAFURIにしました
辛紅ラーメン地獄の２丁目、パクチー トッピングを注文
２丁目でも結構辛い、汗が出るのが嫌なので２丁目ぐらいまでが適当でしょう、美味しくいただきました
１３：００＠新宿ピカデリー ♯２　『先生、私の隣に座っていただけませんか？』
https://www.phantom-film.com/watatona/
先日観た『鳩の撃退法』とも似て非なる、虚実皮膜利用型映画で面白く観ました、詳しい感想は最下部に
観終わっても今日はまだ３時過ぎ、西武新宿PePeのSWEETS BOXで現在展開しているTHIRD SUGARのシュークリームを買って西武線に乗る
４時頃帰宅して、マルが使ったトイレシート５枚ほど捨てて新しいのを敷き、ようく手を洗ってから待ち構えていたマルに夕食をあげる
テレビ点け「相棒」今日のエピソード何かな、と見たら「科捜研の女」をやっていた、劇場版の宣伝かな
お湯沸かして珈琲淹れる準備して、マルが食べている間に映画ノートを書き始める
珈琲淹れ買ってきたシュークリームを調子に乗って２ケも食べてしまった、これでまた夕食の時間が遅くなりそう
マルにご飯の追加上げ、映画ノート、２０２１年手帳に書き込む
マルを動物病院に連れて行こうかとも思ったけど、よく寝ているので可哀そうだから止め、明日にする
でも、僕だけ動物病院に行ってマルの食餌を引き取って戻ってくる
今日は金曜日で隣の食パン屋一本堂ではきっとトマト＆バジル食パンを焼いたろうから行ってみると、やっぱり焼いてあったので購入、戻って来て置いて、野方薬品でトイレ砂＆トイレシート買ってきて置いて、サカガミに行って卵やロックアイス買って戻ってくるともう７時過ぎ
卵を茹で始め、本日ここまでの日記を書き、昨日書き残した日記と『スザンヌ、１６歳』の感想を書く
今日中に「訣別」の下巻を読み終わりたくて読書
８時半過ぎから水に浸しておいた茹で卵を剥いて夕食の準備、今日は一本堂で買ってきたトマト＆バジル食パンをフィーチュアしたパン食
玉子胡瓜サンド、生ハムバターサンド、生ハムチーズトーストをつくって、キャベツ/人参/胡瓜/チェリートマト、湖池屋プライドポテトのり塩を添えて出来上がり
シーバスリーガルミズナラのソーダ割りつくって、「訣別」下巻を読み継ぎながらゆっくり美味しくいただく
「訣別」を１０時までに読み終えてしまいたかったが３０頁ほど残ってしまった
１０時から「♯家族募集します」を見る、先週夜会食して見逃してしまったので今日はとっても面白かった
１１時からコロ部屋で「おかえりモネ」、金曜日らしい終わりだなぁ、と楽しむ
ダイニングに戻って「漂着者」、なかなか面白い展開、どうやって風呂敷閉じるのか楽しみ、後２回
合間に珈琲淹れてシュークリーム３個目を楽しむ
０時１５分からは「孤独のグルメ９」、今日は栃木県宇都宮の居酒屋、ただただ羨ましい
１時過ぎに夕食と珈琲の片づけ、湯浴みの準備、寝る準備、マルケアして湯浴みしてくる
３０頁を読んで、マイクル・コナリー著／古沢嘉通訳「訣別」下巻 THE WRONG SIDE OF GOODBYE ［講談社/講談社文庫］　読了
ＨＰ紹介文より　https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000311848
“ヴァンスに会いにいくと、高齢と疾病のため、老い先短いことを悟った老人から、大学生の頃知り合い、妊娠させながらも、親に仲を裂かれたメキシコ人の恋人を、あるいはもしその子どもがいれば、探してほしいと頼まれる。ヴァンスは未婚で、ほかに子孫はおらず、彼が亡くなれば莫大な財産の行方が気になるところで、もし血縁者がいれば、会社の将来を左右する事態になる”
面白かった、マイクル・コナリー先生のご本は本当に一気読み、終わりまで早く読み終わりたくて、ページを繰る指が止まらない
電車乗っていても、ハッと気づくと目的の駅に着いている感じ、続巻も別シリーズ物もどんどん待機するので安心して読み進められる、早逝しないように祈っています
僕の在庫でも３部６冊が待機中で、来年読む本がすでに楽しみです
読み終わって読書ノート書いて、９月８＆９日分を上げようとするのだが今日もなかなか写真が上がらないので凄く時間がかかって３時になってしまった
本日の日記を感想以外ほぼ書き終えるともう３時１５分、最後の雑事して３時半過ぎにベッドに行き４時半頃就寝

１１日（土）曇り時々晴れ　夜になって雨
朝目覚めてしまい、時計を見ると８時過ぎ、中途半端な時間だなぁと思いつつトイレに降りる
後でマルに起こされるのが嫌なのでマルの餌椀に追加しておき、ベッドに戻る
が、眠れない、寝入れられず、つい携帯をONにしてしまい、結局ベッドでウダウダ１０時頃まで過ごす
起きだしてダイニングに行き、熟睡中のマルをいじると起きる、すでに用意した餌に誘う
マルエリアは全く使っておらず、その代わりと言ってはなんだがダイニングのトイレシートを６枚ほど捨てて交換
今日は４時間ぐらいしか眠っていないので映画は観に行かない積りです
来年の読書のラインナップを決めながら本の整理をする
と、時間はあっという間に経ち、もう１１時半近く、お腹空いたので昼ご飯をつくる
サカガミで見かけたことなかった生ラーメンがあったので早速使ってみる
数日前につくったラーメン用にスープに野菜［玉葱/人参/キャベツ］を煮て、冷凍してあったチャーシュー３切れ入れて最後に落とし卵、備え付けのスープの素に熱いスープを注ぎ、湯切りした生麺を入れ肉野菜を乗せて豚菜醤油ラーメンの出来上がり
エビス缶ビールを添えて美味しい昼ご飯をゆっくりといただく、太い縮れ麺のテクスチュアが楽しくなかなか美味しかった
食べ終わってお湯沸かしながらＰＣいじっていたら、寝落ちしてしまった
もう起きているのが無理なので昼寝することにして、二階のベッドにごろんするとすぐに寝入ってしまった
ハッと気が付くともうすぐ４時、２時間ぐらい寝てしまったみたい
起きだして降りてきて、テレビ点けてちょっとザッピング見して、４時半頃買い物に出る
『ドライブ・マイ・カー』を観てから、原作を読み直したくて、その気持ちが沸点に達したのではた書店に来て文庫本を買い求める、前に買った上製本はどこにあるのかわからないので
店番していたオーナーとちょっと世間話して、なんでも酒屋カクヤスに寄ってシーバスリーガル２本買って戻ってくると５時過ぎ、マルを病院に連れて行きたいけど良く寝ている
ちょっといじって起こしたけどまた寝てしまった、どうしようかなぁ
ちょっと様子を見たが起きる様子無いので、可哀そうだけど寝ているところを引っぺがしてキャリーバッグに入れ動物病院に行く
うまくすれば「ミュージックフェア」までに戻って来られるかと思ったが、先客が血液検査などしていて結構かかりそうですぐに断念、マルは今日は大人しくして素直に待っている
先客が終わってマルに点滴してもらう、が、途中でおしょんしょんとウンチ両方する、ちゃんとトイレシートを敷いてもらっていたので何の問題も無いけど、点滴しながら大小する猫って珍しいのでは
繊維質のサプリももらって戻ってくると６時１５分過ぎ、マルに晩御飯あげ、テレビ点け「ミュージックフェア」から「青空レストラン」見る
お昼が１１時半頃に豚菜醤油ラーメンだけだったのでお腹空いたので、まずはおつまみの準備
昨日残ったポテトチップス半袋分と人参＆胡瓜のスティックをアテに、シーバスリーガルミズナラのソーダ割りつくって、買ってきたばかりの「女のいない男たち」読み始める
用意したおつまみを全部食べ、ハイボールを２杯飲んで、最初の短編「ドライブ・マイ・カー」を読み終える
冷凍保存しておいた、前につくった鶏肉と野菜のスパイス炒めをラーメンスープに入れて温め直しておいたので、ここに市販のカレールー２種を入れておうちのカレーにしてご飯温め直しオーソドックスなチキンカレーにしていただく、驚くぐらい美味しかった
一杯は買置きしておいた市販のご飯、一杯は自分で炊いて冷凍保存しておいたご飯で２杯いただく
圧倒的に自分で炊いたご飯の方が美味しかった、カレーラーメンかカレーパスタをつくるぐらいの少量が残った、けど、もう少しつくって置けば良かったか
両手が塞がったので「ブラタモリ」メインでザッピング見しながらカレーライスとハイボールを楽しむ
９時過ぎから大好物のモノマネ番組をやるので、「土曜プレミアム ものまね紅白歌合戦」を見る
途中で珈琲淹れて、昨日買ったシュークリーム１ケ食べ、これでおしまい
１１時半に見終わって、湯浴みの準備、夕食と珈琲の片づけして、０時から「准教授高槻彰良の推察」見て、１時から「ワールドプロレスリング」見る
１時半過ぎに寝る準備、マルケアして、２時頃湯浴みしてくる
本日の日記を書き終えるとちょうど３時頃、明日映画観に行かないとは思いつつ夕方からの時間帯で何か観られるか候補だけは挙げて置こう
でも明日が休みだと思うとその後もＰＣで遊んでしまって、４時近くなってからベッドに行き５時半過ぎに就寝、これは明日の映画鑑賞は無いな

『先生、私の隣に座っていただけませんか？』感想です
どうして映画と言うのは同じ時期に同じモティーフの映画が同時的に登場するのか本用に不思議です
先頃公開され、映画内小説の映像によって、映画内リアルと映画内虚構のせめぎ合いな手法で描かれたのが『鳩の撃退法』でした
本作もまた、漫画家夫婦による不倫からの感情的もつれを、愛憎劇もしくはヒューマンミステリに仕立てるのではなく、サスペンスミステリに創り上げたのが味噌な映画でした
今は描かなくなって妻のアシスタント的業務をしているかつての売れっ子漫画家 俊夫、その妻で今や人気連載漫画を執筆中の売れっ子漫画家 佐和子
佐和子は自分の編集者である千佳と夫の俊夫が不倫関係にあることを確信して、依頼されていた新連載の企画に自分たちをモデルとした不倫をモティーフの漫画を描くことにする
本作ではこの妻が夫に向かって描いていくこの不倫漫画をモティーフに、サスペンスミステリ仕立てのエンタテインメント作品として創り上げている
なので、何故夫が不倫したのか？　相手の千佳とはどういう経緯で不倫したのか？　それはいつからでどのぐらいの頻度なのか？　などの愛憎劇の因になる経過は一切描かない
それどころか、実際に俊夫と千佳は不倫関係にあるのか非常に曖昧に描いていて、１回の過ちなのか、もしかしたら結婚前から続いている関係なのかもはっきりさせない
本作のポイントは、佐和子が描いた新連載の不倫漫画のネームを俊夫が読んで、彼の脳内で再生というか妄想というか映像化されていく映画内虚構、と、佐和子の母の事故によって滞在し始めた母の家での日常生活＝映画内リアルを交錯させて展開させていくことですね
佐和子が仕掛けた罠に俊夫がどんどん嵌っていく様が黒木華、柄本佑、奈緒の好演も相まって、巧妙にストーリーテリングされていくのが非常に面白い
しかもキーパースンである、教習所の先生 新谷はほとんど虚構映像にしか登場してこないが、観客はそれを観ているので実際にそうなのだろうと思わされていく
こうして、佐和子の術中に俊夫は嵌って行き、我々観客は送り手の仕掛けに嵌っていく
映画としてのコクや深み、人間の愛憎などを描かずに、もっぱら映画内リアルと虚構のせめぎ合いでエンタテインメントとして成立させているのが、本作の地平でそのシンプルなコンセプトが成功の要因だと思いました
しかも終盤、鼻面を掴まれ引き回されている俊夫と一緒に、観客も引きずり回されて驚きのエンディングに連れて行ってもらえて、なかなか面白い映画体験だったと観終わります
深みのある映画では無いけど、昔のよく出来たプログラムピクチュアのような２時間痛快＆爽快に楽しめるよく出来た娯楽作だと思いました
登場人物が５人なのに、映画内世界は豊かで広く、送り手の計算が通貫していたのが良かったでした