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2021年08月03日22:52

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日常日記 2021年8月1&2日 『名もなき歌』「猫を棄てる 父親に語るとき」



1日(日)晴れ
朝こむら返りを起こして起きてしまい、時計を見ると8時半過ぎ、早すぎだなぁ
トイレに行きたいけどどうしようか、このまま寝入ってしまえばそれも良いけど、とベッドでウダウダしていると何かの気配がしたので見ると、ここ最近では珍しくマルが二階に上って来ていた
まあトイレにも行きたいので降りて、トイレ済ませ、マルに朝ご飯あげる
ベッドに戻ると9時前、携帯をONにして見ながら寝入れるならそれも良し、とウダウダしているが眠れない
今日は洗濯もしたいし、日曜だから映画観なくとも良いから起きるか、ってんで起きだす
マルにご飯の追加あげ、洗濯物を集めてきて洗濯機を回す
ダイニングのマルが使ったトイレシートを捨てて奇麗に整える、今日はウンチしてないなぁ
庭を伺うと早くも熱帯の様相を呈している感じ、朝刊は台所のごみ箱上に妹が置いてくれたみたい
新聞読んでいるとマルが来たのでご飯の追加あげ、マルエリアのビニールシート上のおしょんしょんを処理してマルトイレを奇麗にして洗顔を済ませる
二階ヴェランダに上がって洗濯物を干す準備して、敷布団を虫干しする
降りてきて、テレビ点け「サンジャポ」や「しくじり先生」をザッピング見しながら新聞読む
10時半前に洗濯が終わったのでヴェランダで洗濯物を干す
降りてきて、お腹空いてきたので昼食の準備、今日は冷やし中華が食べたい気分らしいの有り合わせの材料でつくる
具材は茹でキャベツ、胡瓜、チェリートマト、青紫蘇、長葱、カニカマ二種、白胡麻
ということで11時15分頃カニカマ冷やし中華の出来上がり、喉乾いたのでお供に買置き冷蔵してあったサントリー STRONG ZEROダブルレモンを飲んでみた、確かにレモン効いているけど皮ごと入れているのではないかなと思うような苦みが強い感じ、そして甘い、僕はレモンサワーは甘味は要らない派です
でも冷たくて喉越し爽やかで美味しかったけど、清涼飲料を飲んでいる感触ですね
ちょっと経って「男子ごはん」が始まったので見る、今日はアジアのお米ご飯、美味しそう、日本の夏にはアジア丼は向いていて美味しいですね
終わったので「スクール革命」見ようと4chにしたらオリンピック中継だったのでテレビ消す
昼食の片づけしながら珈琲淹れて、サカガミで買ったカスタード菓子いのちメロンをいただく
1時前からまたテレビ点け「鑑定団」見て、2時過ぎからPC立ち上げここまでの日記を書き、3時頃ヴェランダに上がって敷布団とシーツを取り込みベッドにセットしてくる
降りてきて、7月最後の日記に手を入れ『パンケーキを毒見する』の感想を書き終える
4時前から読書、村上春樹著/絵・高妍「猫を棄てる 父親について語るとき」 [文藝春秋/B6変上製ハードカヴァー] 読了
HP紹介文より https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163911939
“時が忘れさせるものがあり、そして時が呼び起こすものがある
ある夏の日、僕は父親と一緒に猫を海岸に棄てに行った。歴史は過去のものではない。このことはいつか書かなくてはと、長いあいだ思っていた―――村上文学のあるルーツ”
内容的には一種の短編エッセイということになるのだろうけど、読んでいる感覚としては小説っぽいのでエッセイ短編小説という言い方の方が合っている感じがします
タイトルは「猫を棄てる」だけど、これは本作を書く切っ掛けであって、題としては「父親について語るとき」なのでしょう
父親という存在は人によって様々だと思うので、人が書いたその人の父親についての文章は興味深く面白いです、それがとりわけ村上春樹先生ならなおさらでした
それぞれの祖父がいて祖母がいて、そして父がいて母がいて、自分が生まれてここにいる
普段は考えてみないことだけど、改めて考えて見ると非常に不思議で一種の奇跡とも言える
外でセミが鳴く、暑い夏の午後に読むには非常に感慨深く良い感じでした
読み終わると4時過ぎ、読書ノートをつけて日記に書き加える
4時半過ぎに再度ヴェランダに上がって、洗濯物を取り込み、降りてきて片づける
5時半からテレビ点けニュース「イット」見ながらPCいじる
6時15分からはコロ部屋で「孤独のグルメ4」見る、今日は阿佐ヶ谷のハワイ料理のカフェでした
お腹空いてきて、なんか枝豆と鶏肉を食べたくなってきたので7時半頃サカガミに買物に行く
戻って来て夕食の準備、メニューは茹で枝豆、鶏肉/紫玉葱/人参/茄子のスパイス炒め煮、サカガミのミックスサラダ、温め直しご飯です
まずはおつまみの茹で枝豆でシーバスリーガルミズナラのソーダ割りつくって、「鬼うまラーメンGP夏」見ながら食べ飲み開始
大皿に温め直しご飯とミックスサラダを置き、上から鶏肉と野菜のスパイス炒め煮をかけ完成、旨かった
食後は珈琲淹れて、サカガミで買ってきた横濱ビスキュイサンド(キャラメルアーモンド)を楽しむ
夕食と珈琲のお片付けして、10時過ぎに湯浴みしてくる
11時からは「関ジャム」見ながら本日の日記を書き継ぎ、「Going」見ようと思ったら今日はやらないので「S-PARK」を見て、中継で放送時間が延びた「S★1」を0時半頃から見る
1時半過ぎから寝る準備、マルケアして、8月最後の日記の手入れして2時前にUP
最後の雑事して、2時過ぎにベッドに行き3時頃就寝

2日(月)晴れたり曇ったり一時雨 夜9時頃豪雨
朝マルの鳴き声で目覚める、マルが二階の廊下まで来て鳴いていた、時計を見ると9時45分頃
昨日は1時間早く就寝したので起きだすことにして、マルと一緒に階下に降り、トイレ済ませ、マルに朝ご飯あげ、ダイニングをチェック、トイレシートを全く使ってなく整然としていてちょっと驚く
ではマルエリアか、と思ってチェックしたが普通に2回おしょんしょんしただけらしい、なんか返って不気味
マルトイレを奇麗にして、洗顔を済ませ、マルの水椀を奇麗にして冷たい湯冷ましをいっぱいにしておく
マルにご飯の追加上げ、庭に出るとこの時間帯は良い天気、新聞取って来て読む
マルが来たので追加のご飯あげ、また新聞読む
11時過ぎに着替えて、家を出て、映画観に渋谷へ向かう
12時前に渋谷ユーロスペースに到着、当日券を確保して、昼食摂りに表に出る
なんか今日は食べたいものが思い浮かばない、ラーメンや中華でもない、和定食でもない
美学校ビルの周辺をふらふらしていたら、うどん屋を発見、たまには美味しいうどんでも食べるかな
実演手打ちうどん 麺㐂 やしま https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13159039/
カウンターに案内されるや否やすかさず ざるうどん を注文、読書して待つ、辻村深月「ロードムービー」を読み始める
途中でメニューを矯めつ眇めつして、種うどんの注文も決めて、ざるうどんの到着と共に追加注文する
ざるうどんは、切り方がバラバラで妙に太いのや切りきれて無い部分などが混じり、その太さや硬さが違うのがなかなか味があって美味しい
漬け汁自体は薄味でそのまま飲んでも飲めそうなぐらいの濃さ、薬味は生姜、葉葱、だいこんおろしで汁とうどんによく合って美味しい、ちょっと残念だったのはうどんがぬるいこと、完全に冷たく締めて欲しかった印象あり
麺を食べ終えて、窯湯を注いで汁を飲むとこれはなかなかの美味で温かいのが嬉しい
種うどんはかいそううどんに竹輪天を添えてもらいました、麺は温汁もまた旨し、海藻は昆布/わかめ/とろろ昆布が量たっぷりに乗っていて結構ヴォリューミー
カウンターの対面を見ると、うどんは300gと書いてあって、ということは、僕は昼に600gも食べてしまったということかしらん、これはちょっと多かったかな、満腹で満足しました
13:00@渋谷ユーロスペース2 『名もなき歌』 Canción sin nombre http://namonaki.arc-films.co.jp/
カンヌ国際映画祭監督週間出品、米アカデミー賞国際映画賞部門ペルー代表、モントリオール世界映画祭国際映画批評家連盟賞受賞、テサロニキ国際映画祭監督賞受賞でFBや新聞紙上でも評判が漏れ聞こえてきて大変観たくなった、これ、シネマサロンでやっても良かったかもね、詳しい感想は最下段に
観終わるとまだ3時前、今日はまだ時間が早いので高田馬場まで戻ってきたけど、反対側の西武新宿行に乗って、座って読書してゆっくり帰って来ました
3時半前に野方駅に着き、動物病院に寄って診療の時に買い忘れたマルの好物ビオナチュレを3袋買って、ケーキ屋=西洋菓子屋に寄って好物のエンガディーナ他を買って帰宅すると3時45分頃
ダイニングのトイレシートは未使用、マルトイレも2回しか使ってなくてかなり不気味
マルトイレを奇麗にして、ようく手を洗ってマルに夕ご飯あげ、スウィーツを片付け、テレビ点け「相棒」
今日はこのエピソードね、『キャラクター』で好演していた松田洋治ゲスト出演の「計算違いな男」でした
喉乾いたので自家製ブラックコーヒーに牛乳入れたアイスコーヒーを楽しみ、「相棒」最後まで見る
映画のちらしがまたまた溜まったので公開日順に並べて整理する
PC立ち上げ、映画ノート、2021年手帳に書込み、エクセルの出納帳にも書き込む
本日ここまでの日記も書くともう7時半、600gのうどんが効いてお腹空かない
テレビ点けてザッピング見したが面白い番組をやってないので、You Tubeで脱北者のインタビュー動画とか外国人が日本食食べる動画とか見ていると、9時頃いきなり凄い音がして豪雨が降っていて吃驚
10時過ぎ、夕食をクロワッサン一つですませ、珈琲淹れて今日買ってきたプリンアラモードを楽しむ
11時からコロ部屋で「おかえりモネ」見て、そのまま「ウルトラQ 第19話2020年の挑戦」はケムール人登場の巻で面白かった
そのまま「町中華で飲ろうぜ」と、放映時間が遅くなった「教えてもらう前と後」をザッピング見
コロ部屋で見ているとマルがやってきてもっとご飯くれと、ダイニングとの境目でドテっと寝て待っている
ので、0時過ぎに見終わってご飯の追加上げ、マルケアして、準備してから湯浴みしてくる
PCでちょっと遊んで、感想以外の日記を書き終え、最後の雑事して2時半過ぎにベッドに行き

『名もなき歌』感想です
国の暗部を抉るような犯罪を描いた映画かなぁ、と推測して観始めたらまたまた全然違いました
最近多くの映画の感想で書いたり、シネマサロンで言及したりしておりますが
世の中というのは理不尽で、人生と言うのは実に不公平なものであります
まず第一に、どこでどのような環境下で生まれるか、容姿や頭脳、そしてギフトなど与えられて生まれたかどうか、大体容姿や頭脳やギフトは1人の人間に集中することが多く、MLBの大谷翔平選手がその代表例でしょう
そして、この映画の話ですが、1988年のペルーで先住民の女性として生まれた時点で、端から相当分が悪いことになっています
当時のペルーはかなり極端なインフレで、国情は相当ひどいことになっていたことが巻頭で描かれます
こういう国情だと当然富んでいる者がより金儲けして地位も上がっていき、弱者はよりむしり取られ飛んでもない理不尽な目に遭わされて負のスパイラルに陥っていくことが多く見られます
本作の主人公へオルヒナ・コンドリはまさにそんな人物の代表のように描かれます
先住民の女性として生まれ、同郷の男性と結婚して20歳で身ごもり
妊娠して大きなお腹でもじゃがいも売りで小銭を稼ぐ毎日、出産の負担をしてくれる財団が経営している産院で産むことが出来てラッキーと思ったのも束の間
産んだばかりの娘の顔さえろくに見せてもらえず、産院を追い出されて翌日行ったらもぬけの殻
警察に行っても裁判所に行っても、先住民で選挙ナンバーも無いために相手にしてもらえない
普通だと、もうこの国では泣き寝入りするしかないような状況ですが、彼女は頑張ります
新聞社に行って「娘を奪われた」と泣きわめいて、記者の注意を引き調べてもらえることになる訳ですが
新聞記者だからと言って力がある訳でもなく、真相に辿り着いて記事を書いて、もう少しということころで脅迫されてすごすごと引き下がらずを得なくなる
国情の悪い国で虐げられた者として誕生すると、更に負のスパイラルに追いやられる典型的例を映画は淡々と描いていく
モノクローム、スタンダード、時にわざとぼかしたりハイスピード撮影を使って、詩情溢れるトーンでゆっくりと淡々と展開していく映画
牧歌的なローカルソングやお祭りの風景が実に切なく遣る瀬無い表現として頻出して、何にも解決されない理不尽な状況のまま映画はエンドクレジットへと代わっていく
説明的な表現が一切無いシンプルで力強い物語りは、観客に様々なことを想起させ、世界の理不尽、人生の不公平に思いを馳せさせる
ジェンダーや差別の前に、本作は人間が人として生きる最低限のことさえ守られず、生きる喜びを奪われながら生きざるを得ない様を描いています
本作は1988年頃のペルーを舞台にしていますが、世界のどこかでこうした出来事が今でも起きていることが悲しいことだと思います
特別なことを描いている訳では全然なく、こんなに特別に見える哀しいことが普遍的にどこかでいつも起こっていること自体が世の中が何か間違っている、本作が言いたいのは、これなんだと思いました
全く解決されないまま、観客は放り出されるので、どよ〜んとして映画館を後にしますが
かなり強烈な鑑賞後感が余韻たなびきます、だからと言って無力な観客である私たちはどうしたら良いのでしょうか?
本作は、決して過去の固有な国情での出来事を描いているわけではありません
現在の日本でさえ、間違ったことがまかり通り、政治家たちは利権や権益に群がり収集し、彼らのお友達は罪を潜り抜け逃れている日常です
本作の普遍的な理不尽の解決への糸口はどこにあるのでしょうか?

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