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2020年09月10日14:22

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介護の社会化が逆行するこわさ

 次期ソーリが決まったことのように言われる自民党の菅氏。国民は国に助けてもらうよりは“自助”をともかくといわんばかりの考えを明らかにし、これまでのアベ政権の方針を修正せず受け継ぐといった。こわいメッセージですね。
 僕は介護職の端くれとして、一般の人は目がいかない部分を言っておきたい。あまり知られていない“介護の社会化”というキーワードがある。
 核家族化が進んでいなかった昔は日本は多くが大家族で、体が弱ったリ病気になったお年寄りを家族内で世話を見ることは普通だった。ところが核家族化と同時に少子化も進むと、難しくなった。核家族では支えきれないのです。勢い、共働き家族でも奥さんの負担が増え、会社を辞めざるを得なくなり仕事を続けていけなくなる、介護離職を強いられること等が増えた。
 これに対して社会=行政がある程度面倒見ようという流れができ、介護保険が創出された。これが介護の負担をある程度社会が負う、“介護の社会化”と呼ばれる動き。介護保険に関してもこの流れにあったのだけど、近年その流れに逆行する動きが目立ってきている。介護保険の要件もどんどん厳しくなっている。
 社会、行政が介護から手をひき、家族が身内の年寄りは面倒見よ、ってことだ。
 自己責任という言葉とも呼応する。今の政権は一言で言ってケチで、税金の使い道に自分たちの利得や仲間の中抜きには気前いいけど、国民のためにはどこまでもけちる傾向が強い。
 というわけで自民党の次期総裁と目される人が、自助を方針の真っ先にあげることには警戒が必要だ。確か、正確には忘れたけど、介護保険法の改正時期に来ているはずだ。マスコミはこれもほとんど報じないね。当然自民党案ってできてるはず。スクープってえらそうに言うなら芸能人が大麻やってるなんてやんないでこっちをやれって。

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