トリアージ

　れいわの大西氏だかの失言で連想するのは“トリアージ”という医療の言葉。僕はアメリカのテレビ番組ＥＲで知ったし、日本の映画「ジェネラルルージュの伝言(題名間違ってるかも)」でもやってたと思う。
　もとは第一次世界大戦の野戦病院とかから考案されたらしい(正確な知識ではありません)。お医者も薬も不足する状況下、次々担ぎ込まれる患者に色付きのタグをつけて、医療を受ける優先順位を死者から始まって明確にする。どうしても命の選別にならざるを得ないのです。誤解を恐れずに言えば、一種の政治だともいえる。
　いろんな場合がある。症状が軽いといって例えば捕虜の優先順位？とか人殺した奴やレイプ犯は？とかいろいろあるでしょう。金ならいくらでも払うという最低ヤローだっているでしょう。悪い利用の恐れもある。
　もちろん大西氏を正当化なんかしない。バカなこと言いやがってという感じ。お年寄りをわざわざ低く例示してるしね。でもＭＭＴまで目の敵にするのはどうでしょう。日本独特のリベラルといわれる人々の心の狭さに似てる感じがする。れいわがこんなことで壊れるのは避けてほしい。立憲民主とは違うんだから。