消費税がなかったころ

　お友達の書き込みで思い出させてもらった、消費税がなかったころ。昔は贅沢品にのみ、“物品税”とかサービス税がかかっていました。
　5000円以上の食費にもかかってた。めったにないことなので覚えてるんだが、お盆だかで佐賀市の親戚に行った帰り、佐賀市一番という老舗の洋食屋に行ってフルコースを家族で食べたことがあった。
　普段は、チャンポンやうどん、カレーライスで大喜びしてたから、すげーイベントでした。
　最後にフィレステーキが出て、アイスクリームで終わる、いろんなナイフやフォークが並んで外側からとるんだよなんて自分だってよく知らない母親が教えてくれて。
　そういえば覚束ない手つきでご飯をフォークの背に乗せて食ってた。
　サービス税が一割ついたレシート。でもそんな嫌な気はしなかった。めったにないことだから。要するに税金は金持ちから多くとるシステムだったんです。消費税ってあり方そのものが間違ってる。薄く広く取るだったのが、１０％だもん。
　あの洋食屋さんもいつの間にかなくなってる。佐賀氏みたいな田舎もチェーン店しかない。