先日の鬼子母神、文字通りの雲一つない青空の冬らしいいい天気。そんなに寒くはない。上京したいとこと一緒にお参りした。
木の階段を上ってお賽銭を投げると、おばあちゃんが階段の下で登れないでいあえいでいる。手をっとって引いてあげる。冬の空気に冷たく冷えている。血の気が引いて白い。でも意外なほどすべすべ。手を離すとへなへなとへたり込みそう。
おばあちゃん、恥ずかしそうに「すみません。どうも登れなくて」。照れ笑い。ゆっくりと登り、お賽銭箱の手前にやっとの思いでたどり着く。
広げた手のひらにはピカピカの七つの百円玉。孫とお子さんの人数だろうか。でも一人で来てるんだよね。
もう12月も中旬。もういくつ寝ると…の季節です。混まないうちにと思ったか。
お別れを言うと、「ありがとうございます。もう来れないかもしれない」。返す言葉がないなー。でも不幸な感じはなかった。
最後の写真二枚は一昨年の正月のもの。
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