mixiユーザー(id:32437106)

2020年04月03日17:45

201 view

コロナの感染拡大が深刻なイタリア 北部パルマ平原の自然豊かな世界!牧草地を舞う猛禽類達 NHKBSプレミアム「ワイルドライフ」で放送!

新型コロナウィルスが世界的に大流行しています。日本の首都東京では、3月の3連休以降、感染者が急増しています。4月3日の新たな感染者は89人、そのうち経路不明な方は55人と発表されました。幸いにも重篤な患者はいないようです。危機感を持った小池都知事は、日本政府が緊急事態宣言を出した場合の都としての対応を公表しました。

 ■東京都、緊急事態宣言への対応公表 外出自粛要請など
(朝日新聞デジタル - 04月03日 15:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6033477

 既に小池都知事は、3月末の週末に続き、今週4月4日(土)と5日(日)の週末も不要不急の外出自粛を要請しました。日本政府内の感染症対策の専門家は、我々一般市民が気を緩めると、感染爆発、いわゆるオーバーシュートが起こると、警戒を強めています。

 
 日本よりも深刻なイタリアでは、医療崩壊が起こっています。同国のコンテ首相は3月10日から4月3日まで国内全土にわたって、都市封鎖に踏み切りました。

徹底した感染拡大防止策が、次第に実を結びつつあります。イタリア国内の高等衛生研究所(ISS)は3月31日、感染者数が「ピークに達した」とする見解を示しました。政府側が感染のピークについて言及するのは初めてのことです。累計の感染者数から死者と回復した人数を引いた「日ごとの感染者数」はほぼ横ばいが続いています。ISSは、今後減少に転じるとみているのです。

 参考記事 https://www.asahi.com/articles/ASN416VPQN41UHBI002.html

 イタリアでは、4月2日現在感染者数は前日より4053人増えて計10万5792人になりました。このうち1万5729人はすでに回復しています。死者は1万2428人、回復者と死者の人数を感染者数から引いた「日ごとの感染者数」は7万7635人。特に感染が集中している北部ロンバルディア州は2万5124人です。この3日間、ほぼ横ばいとなっています。同州で集中治療を受けている人数は1324人、初めて前日より減少しました。

 以前として予断を許さない状況ではあるものの、暗いトンネルの中からわずかに光が見えてきました。コンテ首相は引き締めをはかり、4月3日までの期限を設けていた都市封鎖期間を今月13日まで10日間延長しました。

               見本の写真

 写真左    ニシアカシアチョウゲンボウ 掲載元NATURE PHOTO

写真真ん中 アマサギ             掲載元本文記載 個人ブログより

写真右     チョウゲンボウ   撮影者私 本文と異なる写真を使用



 観光資源が豊富なイタリアは、自然愛好家の間でも注目されています。NHKの本格派自然番組ワイルドライフでは、同国北部パルマ平原に生息する猛禽類が紹介されました。

 タイトル名は「イタリア パルマ平野 美しきチーズの里に猛きんが舞う」 です。ニシアカシアチョウゲンボウ、ヒメチョウゲンボウやメンフクロウ、ハイタカ、トラフズクなどの猛禽類が登場します。

 写真=ニシアカシアチョウゲンボウ 掲載元 NATURE PHOTO http://www.naturephoto-cz.com/%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%A6-picture_ja-19170.html
フォト


 番組[ワイルドライフ」公式ホームページ https://www.nhk.jp/p/wildlife/ts/XQ57MQ59KW/episode/te/9PN3K4G8P7/

 イタリア北部の牧草地では、人と動物が共存しています。東京23区とほぼ同じ広さの牧草地では、15種類の猛禽類が確認されます。日本でも人気のメンフクロウは、人の営みを利用して生きていました。農家が設置した巣箱を利用し、作物を食い荒らすネズミ退治に一役かうのです。農業従事者も、薬品を使わずに、ネズミが駆除され、大助かりです。

 ハヤブサ科のニシアカシアチョウゲンボウも巣箱を利用していました。ニシアカシアチョウゲンボウは、日本の猛禽類と同じく、メスが子供の面倒を見ます、オスは狩りに精を出し、牧草地で昆虫を掴むのです。雛鳥が大きくなると、メスまで狩りに出るようになります。雛鳥は、豊富な昆虫に支えられ、日に日に大きくなります。生後3週間程で、羽ばたきをはじめ、次第に飛び立つのです。

 水辺を好むサギ類も、人の暮らしに溶け込んでいました。牧草地の間に残されたこんもりと茂った林の中で、アマサギやヘラサギ、アオサギが繁殖活動をします。サギ類は、子育ての期間、人々の動きを注意深く見守るのです。トラクターによって、草が刈られると、隠れていた虫たちが次々と飛び出してくるのです。サギ類は、トラクターの後を追い、キリギリスやバッタを労せずにして捕らえることに成功しました。

 写真=アマサギ 掲載元 はるさんの散歩日記 2019年5月31日付
https://harusansanpo.blogspot.com/2019/06/blog-post.html
フォト


 日本の野鳥愛好家が憧れる世界が、イタリア北部にあります。首都圏では冬場、河川敷で姿を見せるフクロウ科のトラフヅクは、昼間狩りに挑んでいました。小さな藪の中では2羽の雛鳥が隠れていたのです。夜行性でありながら、子育て中親鳥は昼でも活動します。昼の世界では、同じくネズミが主食のヒメチョウゲンボウとも出会います。全長30cm前後のヒメチョウゲンボウは、身軽な動きを生かし、草地から上昇しながら、トラフヅクから獲物を掻っ攫います。ヒメチョウゲンボウも子育てする身です。ライバルから獲物を奪って、追い出すことにより、テリートリーが守られます。平均体長40cm弱のトラフヅクは、チョウゲンボウ対策として、低空飛行しながら、ネズミを探し出しました。低く飛ぶと、視野は狭くなるものの、獲物を上手く見つけることができれば、捕獲率は上がります。2種の猛禽類は、お互い共存しながら、子育てに励んでいました。

 写真=ヒメハイイロチュウヒ 掲載元 NATUREPHOTO http://www.naturephoto-cz.com/%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%83%92-picture_ja-14503.html
フォト


同じ牧草地には、ヒメハイイロチュウヒが地面の上で3つの卵を産んでいました。営巣場所は、麦畑の1角にあるのです。地元の農家が、営巣場所を確認したことにより、手をつけませんでした。3つの卵は無事に孵ったものの、その後雛鳥の行方は分かりません。ヒメハイイロチュウヒは、雛鳥が育つと、キツネなどの敵を避けるため、引越しをするようです。大人のヒメハイイロチュウヒがその後も牧草地で頻繁に姿を見せたことから、雛鳥が無事に育った可能性は高いと思います。

 ご興味がある方は番組の方、是非見てください。4月6日(月)BSプレミアム、朝8時から放送されます。

 私が撮影した日本のチョウゲンボウの写真 2016年2月11日 東京都稲城市にて
フォト

4 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年04月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930