mixiユーザー(id:32317937)

2021年01月28日10:40

98 view

こんな話を見付けた

なにかの例えばなしなのか、出来事を言い換えたのか興味がわきますね

むか〜し、むか〜し。そのむかし。
この日の元の国を治めていたのは、決して争いはしないと、代々誓い続けてきた一族の長を中心とした。

まさに、和を以て貴しとなす。そんな一族たちでした。
そこへ、南の方からやってきた一族が、この島を俺たちに譲れ
さもなければ、血を見ることになるぞ!と脅したのです。

実は、日の元の国を治めていた一族も、南の方からやって来た一族も、同じ血を引く同族でしたが、南へ降った一族が、俺たちも同じ血族なのだから、俺たちにもこの国を治める権利があると言いはばかるのです。

話し合いで収まるような相手でもなく、この日の元の国を治めていた一族は、政権交代を受け入れたのでした。

決して争いはしない誓い、相手の血も、自分たちの血も流すことのない苦渋の決断。それしか無かったのです。

ただ、いつの日か、この国をもう一度わたしたちに返してくれるようにと頼みました。南からやって来た一族は承諾しました。

そして、いつになったら返してくれるか?と問えば、炒り豆から芽が出た時にと答えたのです。

炒った豆から、芽が出る筈もないのです。

それから、元々この国を治めていた一族は、日の陰、山の陰、森の奥へと追いやられ、いつの日か彼らは「鬼」と呼ばれるようになりました。

それから毎年、年の節目になると・・・
 「鬼は外、福は内」と叫んでは、「ほーれ、まだ炒り豆からは芽が出ていないぞ。お前たちの番はまだだぞ」と、鬼たちに炒り豆をぶつけて追い出すのでした。

なぜ、節目の節分に行うのかと言えば、新しい節目は流れが変わりやすいからです。なので、流れが変わらないようにと、この日に鬼を追い出します。

そういった事を知っている鬼に纏わる一族や地域は現存しており、この時期になると 「鬼も内、福も内」と叫ぶのです。

しかし、全国の日本人のほとんどはそんな事を知らないので「鬼は外」と叫びます。
凄い事なのです。日本中のほとんどがその言霊を発するのですから、まさにそれは、呪術なのです。

そろそろ、争いよりも、和を以て貴しとなす一族に、この日の元の国を返してもらっていい頃だと思います。

我が家では毎年「鬼も内 福も内」と叫んでいます。
鬼も福も、みんな仲良しが一番いいのです。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する