おはようございます、月影TAKAです。
かなり前に購入したジムカスタム（1/144 HGUC)をコツコツ弄ってます（多分、トップコートもあと少しで終わるかな）。
しかし「ジムカスタムが店舗に普通に置いていない風景」ってちょっと異常に感じる（ジムコマンドやガンダムへイズルもかなり数少ないし）。
実を言えば「ジムカスタムとジムクウェルは同機種なので同じパーツを使っている」と思われがちですが、ガンプラで見直すと「全然違うキット」と言えるんですよね。
ジムカスタム⇒ジム改系の派生キット。一部ガンダムNT-1のパーツデザインも流用。
ジムクウェル⇒ガンダムへイズル改の派生キット。へイズル改⇒ヘイズル2号機トライアルブースター⇒ジムクゥエル（へイズル予備機）の順にきっと発売したため、骨組みは「へイズル改」で統一されている。
この事情があるため、ジムカスタムとジムクゥエルは部位の詳細で互換性はない（大雑把に腕や脚の総とっかえだと互換性はある程度ある）。
イメージ的にはジムカスタムは「細身」、でジムクゥエルは「太身（ふとましい）」感じ。ジョブで言えば「ジムカスタム⇒機動性を利点としたアサルトアタッカー」「ジムクゥエル⇒マシンの装甲とパワーを生かした格闘タイプ」というイメージ。
アファームド2とかでありそうな違いがこの2種類にあります。
話を戻して「機動戦士ガンダムと装甲騎兵ボトムズについて」ですが、実は「ある作品２つ」を中間に入れるとその違いがよく分かります。
それが「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」「機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー」になります。
イメージ的にはこんな感じです。
機動戦士ガンダム＜＜＜0080ポケ戦・0083スタダス＞＞＞装甲騎兵ボトムズ
という感じです。
0080ポケ戦も0083スタダスも「MSと人間キャラ（メカニック・パイロット）の距離が近い作品」となりますね。
ガンダムNT-1やケンプファーの組立シーンに始まり、ガンダム試作1号機や試作2号機のメンテナンス風景やフルバーニアンの調整風景など。もっと言えば月のジャンク屋でのヴァルヴァロ修理シーン等。
今までのガンダム作品であまり描かれていなかった「機械と人間の距離感」を一気に近づけたい演出が多いと思います。
それが、極端に演出されているのが「装甲騎兵ボトムズ」であり、「ゴウトの事務所」や「グレゴルーのアジト（ザラストレッドショルダーでのターボカスタムの組立工場）
）」等を見ればわかりますが「半壊やとりあえず組立てられたATが無造作に置かれている」演出があります（ザ・修理工演出が強くリアリティーがあります）。
なお、これは一部のオタしかわかりませんが、「装甲騎兵ボトムズで使われているSEと0083スターダストメモリーで使われているSEはかなり近い」裏話もあります（相当ボトムズを意識した作品作りが特徴的です）。
対して、0080ポケ戦は「マクロス」を意識しているのかわかりませんが「80年代末期のオリジナルロボットアニメ」でよく使われるSEが多用されています（例で言えば「パトレイバー」等ですかね）。
しかし、「どうして、ガンダムがロボットアニメファンに対して賛否があるのか？」と言えば、簡単です「富野監督がガンダムをイデオン化しようとしている」感じが結論的にロボオタ達にとっては「失敗作」と判断されやすいからですね。
「ガンダムのイデオン化」というのは簡単に言えば「V2ガンダム・ターンエーガンダム・Gセルフ最終形態・ビギニング３０」みたいなガンダム演出です。
要は「よくわからない超技術で、現代の人類が想像に及ばないような理論で成立している超兵器⇒ガンダムのイデオン化」という物です。
ターンエーガンダムなんてその恐竜的進化の究極点であり失敗作の頂点にいるようなガンダムとも言えます。
で、そいつらの弱点を言えば上記の文字通り「超現象的な力を持ったガンダムが人間に身近にある筈がない」として「巨体＆孤立感」が酷いという物です。
逆に言えば「装甲騎兵ボトムズのATが優れており、どうして0080や0083が1年戦争〜グリプス戦役までの話で作られたのか？」という説明にもなります。
理由は「MSがMSとしてその形態を分かりやすい範疇で保っていた時代⇒0080〜0083」と認識されているからですね。
それを証拠に0083の最終章ではデンドロビウムやノイエジール等の超大型MAが幅を効かせる演出があり、これが後にZガンダムに繋がる技術体系をかもしだしています。
ある意味「0083が0083しているアニメ演出は中盤まで」とも言えますね。
中盤とは「GP02とGP01Fbの相打ちまで」となります。そこまでが「1年戦争の技術体系」となり、それ以降のデンドロやノイエジールが出てくる演出が「Zガンダムに繋がる技術体系」とも考えられます。
それに、お気づきかどうかわかりませんが「機動戦士ガンダムにおいて半完成品でジャンクから起こされたMS」という演出が極端に少ないんですよね。
例で言えば「ガンダムZZのゲゼやキャトル」ですかね。
模型誌では「Dガンダム」という機体もいますが「半壊したMSがレストアされてジャンク屋の店頭に並ぶ」なんてことは早々ありません。
その理由は「MSは非常に危険な兵器であり、町1つであればMS1機で壊滅する危険性がある」為です。
そのため、地球・月問わずジャンク屋に「5体揃ったMSの展示は禁止する」という物があるかもしれません（ヴァルヴァロの隠され方を見てもそれはありそうですね）。
今日はこんな感じです。
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