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2021年01月08日07:02

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初代ガンダム勢とガンダムSEED勢の言い合いの原因1

おはようございます、月影TAKAです。
今回は、「初代ガンダム勢とガンダムSEED勢の言い合いの原因１」について語ります。
まあ、大体は「MSの考え方の違い」でまとめられる内容となります。
それと「福田夫婦の仕業」という事と「両方とも基本的に大河原先生のデザイン」という事も原因のひとつです。

では順番に語ります。
そもそも、初代ガンダムにおけるMSの設定は実は「初代ガンダム放送当時に考えられたものではない」とうのはもはや有名な内容ですね。
一応言えば「初代ガンダム放送時の頃は新たな敵MSをどんどん出して、終盤にて一般のMSにもビーム兵器が主流になった」という事が自然な流れとなります。
よくにいう「初代ガンダムを見ていた人達」と「ガノタ（ガンダムオタク）」が違う人達と言われる所以もここになります。
前者の人達は昨今の初代ガンダムの設定内容を知りません（というより、初代ガンダムにそんなに緻密な設定資料集はありませんでした。なんと、グフのヒートサーベルがビームサーベルと表記されていたくらいです。なお、初期の設定は「ビームサーベル」でしたが後の設定集で「形状記憶合金製の流体金属のヒートサーベル」に変えられました）

で、初代ガンダム系のMSV～Zガンダム（よくに劇場版ガンダム3部作）の間に設定集が作られました。
そこで打ち立てられたサンライズ論がこれです「ジェネレータ出力(よくに****Wという奴）は機体の運動性・推力・ビーム兵器の破壊力・使用効率に影響する

」という物でした。
これは例外なく「電気の世界」であり、U.C.ガンダムの世界だろうとC.E.ガンダムの世界だろうと分け隔てなく適用されます。
よくにいう「1年戦争時のザクⅡにビーム兵器が使えない理由は？」というのが「ザクのジェネレーター出力ではビーム兵器にエネルギーを使うとザクⅡがまともに動けない為」です。
それを証拠に、後にゲーム世界で出てきた「ザク1スナイパー」はビームライフルを使うために「外付けジェネレーター（バックパックをこのジェネレーターに換装している）」を装備しています。
そう、ジェネレーター設定はガンダムのMSにおいてはけっして軽視してはいけない設定になります。
一応1年戦争時のMSを説明すればこんな感じです。

ガンダム、ジム⇒ジェネレーター出力が十分確保されている為、強弱はあれど普通にビーム兵器が使える（ただし、機動性ではジオン系MSが優秀な場合がある）。

ザクⅡ、グフ、ドム⇒基本的にジェネレーター出力事情でビーム兵器がそんなに使えないとされるが、ドムの段階で「拡散ビーム砲」が目くらましとして採用される。なお、ドムの地上用は「熱核ホバーエンジン」を脚部に採用したことで、それの機動に電力を取られている。宇宙用のリックドムは足がバーニア推進になったことでこの負担が軽減。小説版などのシャア専用リックドムで「ビームバズーカ」を使えるようになった。

アッガイ・ズゴック・ゴック等⇒よくに水陸両用MS達。この機体達は「高出力ジェネレーター＆大型機」という事で普通にビーム兵器が使える。しかも、バーニア跳躍は基本的にしない（完全にしないとは言わない。オプションの類）。ハイドロジェットユニットを起動させるぐらいの電力があれば水中で動ける。余分な電力はビーム兵器に回せる。

ギャン、ゲルググ⇒よくに1年戦争末期に登場したジオン系MS。よくに「ジオン3社統合MS」と呼ばれる機体であり、今までのジオン軍のMSの技術を集結した果てにできた機体。この機体あたりからジムやガンダムと同等かそれ以上（ジムよりは確実に上、ガンダムとは装甲面で負けるが量産性では勝利）とされる。ジェネレーター出力はドムと同等かそれ以上（ジムよりは高い）。

ビグロ、ジオング、ザクレロ、エルメス⇒もはや語るまい…は無しで、よくにいうMA(モビルアーマー）と呼ばれる機種。この機体達のサイズはMSよりもはるかにでかく、ジェネレーター出力もかなり高い。この機体達でビーム兵器が標準とされる。

以上、これが初代ガンダムの設定資料の大まかな内容となります。
これでもわかりますが「ビーム兵器が使えるようになったのはもっと後の方」であり、「ジェネレーター出力がビーム兵器だけの内容ではない」ことは明確ですね（ザク1の最小のジェネレーター出力でMSが可動安定行域に入る最低条件とまで言われています。ビーム兵器を使おうと思えばザク1から大体1.3～1.5倍くらいのジェネレーター出力が必要になります）。
これは小型エンジンにターボを増設して加給する物だと思ってください（もしくは排気量が大きいエンジンに乗せ換えとか）。
1年戦争時の技術ではザク1に「もう一つジェネレーターを増設する」しか対処法がありませんでした（ビーム兵器が使えるジェネレーターがドム～ゲルググの間のジェネレーター）であるため、当然ながらザク1のキャパでは入りません。
単純計算で、「ザク1本体のジェネレーター⇒ザク1を動かすための動力」「ザク1の背中に背負っているジェネレーター⇒ビームスナイパーライフルを使うためのジェネレーター」とされ、バックパックのジェネレーターが大型化しているのは「頻繁にビームスナイパーライフルを使うから」であり、それに耐えるために大容量のジェネレーターを採用されています（小型だと、ジェネレーターを酷使するためキャパが必要になります）。

で、ここまでの放送を語った以上、ガンダムSEEDの「C.E.世界のMSの矛盾」も明確ですね。
これは「機体重量＆機体サイズ」にも影響しますが、本来「エールストライカーも矛盾の産物」とされています。
一応言えば、エールストライカーは福田監督が関わった作品「バイファム」や「ドラグナー」に影響を受けた発想とも言えます。
ただし、福田監督があまりにも見落としていたのは「脚部のデザイン」だったんですよね。
そもそも「MSの積載量上限」は基本的に「脚部⇒胴体の構造」にも影響が言えます。
重装甲MS（ドム）が比較的重そうな装備を持てそうな外観なのに対して、ジムが重い装備を持つとバランスが悪いと感じる原因と同じです。
しかも、「機体と空中で高機動に動かす」場合は、ガンダムF90Aタイプの様に「手足にも補助推進装置（推進剤を使わずに空力学に基づいた浮遊補助の装備）」が必要になります。
しかし、エールストライカーは「バックパックだけの換装」で対処していました。
そもそもエールストライカーそのものが大型兼高出力なため、かなり重いと考えられます。
それを華奢なストライクが背負えばかなり脚部に負担がかかるのは目に見えてますね。
これは「Jフェニックス」においても、PFの積載重量関係で問題視された内容となります。（主人公機であるJフェニックスでは手足にエアロデザインを採用したことによって空力を得て飛行能力を向上させていました。しかも長時間飛行はできません）。

フリーダムガンダムに否定の根幹はまさに「飛行＆空中戦闘能力演出」になります。あのZガンダム・ガンダムZZさえ、長時間の飛行戦闘はできていません。
しかも、それができるようになったのは事実上「Vガンダムから」とされしかも「ミノフスキークラフト技術」によって「飛びながら戦闘ができる（高機動戦闘ができるわけではない）」くらいでした。
それだけ「重い物を空に飛ばす」技術はかなりの難色を示していたとされています。
ガンダム00においても「ユニオンフラッグの構造」として問題視されていましたね。
フラッグも「機体を空に飛ばすために技術的な徹底的な軽量化を施された」のは有名な話であり、本来空中戦闘を考慮すればこの事情はついて回ります。

今日はこんな感じです。

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