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2021年01月07日07:00

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ガンダムSEED　フリーダムガンダム分析

おはようございます、月影TAKAです。
今回は「フリーダムガンダムの分析」になります。

これは主に「ジャスティスやドレッドノートガンダム」という同世代の核エンジン対応型ガンダムとも比較される内容です。
まず言うと「フリーダムガンダムは残り上記2期と比べて失敗作の類の機体である」と釘を刺しておきます。

デザインは文句なしにカッコよく、攻撃演出が派手で、一番強い機体っぽい演出が目立つチート機体とフリーダムガンダムは見えますが「C.Eの技術を解析してもフリーダムガンダムは言いようがない欠陥機だった」ことは間違いなく言えます。

フリーダムガンダムの問題点を上げるなら以下の通りになります。
1. 武器が多すぎる⇒その総重量はかなりのもので機体そのものが重い。
2. 核エンジン搭載でビーム兵装主体の機体かつハイパワーながらも「冷却システム」に関しては謎とされている。
3. 武装の総重量に対して脚部が並のMSサイズである。
4. メンテナンスフリーとか言われているけど、実はメンテナンスが必要な機体（よくに「キラのほら吹き」と呼ばれるネタ。フリーダム初登場シーン後にキラは「この機体には補給がいらない」とか言っているが、フリーダムガンダムにも補給用のパーツが必要であるため、これは福田夫婦の表現ミスである。というより福田嫁のキラキュン最強説の妄想）。

まあ、もっとあるけど有名どころはこの４つ。逆にこの要素の逆をジャスティスやドレッドノートが多く含んでいる為、この2機は「オタも納得させる完成された機体」として高評価を得やすい。

では順番に説明していきます。まずは「1.」の要素からです。
これは言うまでもなく「ロボゲーオタの鉄則」と言われる法則です。
ロボゲーのお約束で「武装制限」という法則があり、「武器が多ければ強い」というのは実は成立しない。
これは「連合 VS ZAFT」でも「終わらない明日へ」でも同じ結果に至っている。
基本的に「メイン兵装・バックウェポン・格闘武器・オプション武器」の4種類に分類され、基本的に「多くの武器を積載するなら火薬系の実弾武器を使う（ケンプファー参照）」法則が発生する。
これが「ジェネレーター事情」という奴であり「ジェネレーター＝エンジン」と言えば、フリーダムのジェネレーターは「核エンジン」であることは原作の説明で明らかである。
しかし、核エンジンであろうとも「1サイクルで精製できるエネルギーの精製量」というのには限度があり、これを越えてエンジンを酷使するとエンジンの状態は「通常稼働⇒オーバーロード（以上加熱。逆シャアで「オーバーロードで自爆するだけだぞ

」という古谷さんのネタで有名）⇒メルトダウン（もはや酷使しすぎて核エンジンが溶けて非常に危険な状態（ゲッターロボ参照）」という問題があるため、C.E.の技術におけるビーム兵器が「プラズマ砲・レーザー砲・ビーム砲」で主に「ビーム兵器にも電気を使用する」のは法則上言えるため、「ビーム兵器をバカスカ使う⇒核エンジンを酷使する」という問題から実は「フリーダムガンダムは異常加熱しながら戦っているのではないか？」というのは、06年のSEED議論でもネタにされた内容である。

次に「2.」はそのまま上記の「1.」に続く問題である。
異常加熱しやすいフリーダムを「何かしらの装置で冷却しなければならない」のはロボオタ理論では普通に発生する（でないと、通常稼働なんて不可能である)。
当然、冷却装置には「空冷」と「水冷（冷却液を循環させて冷やす方式）」の2種類が存在し、フリーダムがどちらに属するかが全くの謎である。
まあ飛行性能を備えている為、おそらく「空冷」だと思われるがその場合は「翼が冷却装置を担っている」のも読めるためである。
となれば「翼を撃ち落とされたフリーダムは激弱になる」のは明確である（冷却システムを失うのと同じなので、異常加熱しやすくなる）。
逆に水冷であれば、「フリーダムの総重量はもっと重くなる」のは確実で「アニメ原作の演出が嘘演出である」のが確定する（水冷⇒冷却液分重い⇒武装分も重い⇒空中で高機動を出すのは総重量事情で無理）。
なお、水冷ならなおのことキラは「嘘をついた」のは明確である。
何故なら「冷却水は交換式」なので、定期的なメンテナンス・整備を受けないとフリーダムはまともに動きません。

3.これはアーマードコアやJフェニックスにおいても付いて回る事情である。
ロボットゲーの基本は「脚部の性能は上半身の総重量を支えられるものでなければならない」という最低限のリアリティー設定が必要なのである。
なお、これが成立しない機体程「宇宙戦闘用」として宇宙行きにされる（これは地球の重量事情で機体が自壊しやすい為。MSの法則も怪しいが最低限これを強引に通す法則が「脚部積載量性能」と呼ばれるものでフリーダムはこれを成立させていない）。
なお、これが成立しないと「重量過多」という本来なら成立しないアセンブリ（構成）とみなされる。アーマードコアのOP機体は大半はこの機体が多い。

4.これはロボット物なら当たりまえの専門知識である。
いくら「実弾武器を排除した」としても「メンテンナンスフリー（整備不要）」は言い過ぎである。
何故なら「車でもエンジンオイルや塗装の塗り直し（防護塗装）」を定期的にしないとマシンを維持できない事情があるため、当然機械であるフリーダムでもこの問題はついて回る。
つまり「長く機体を使おうと思えば母艦や基地で定期的な整備を受けないといけない」というのはガンダム作品では常識である。

※なお「ドレッドノートも同じ事情が付いて回るのでは？」と言われそうですが、ドレッドノートの漫画展開や作品設定事情にはこれを適用させない法則があります。
1. ドレッドノートは基本的「空を自由に飛べない（飛行性能は無い）」機体である。
2.フルウェポン（一斉射撃）機能は無い（これはサイコミュ兵器の負担が大きい為、基本的に全部器一斉使用は無い）。
3. ドレッドノートが地上で頻繁に使われた記録が無い。「全く使われなかった」わけではないがそれほど地上での戦闘記録は無い（少なくともXアストレイではなかった）。
4.ベースがMSゲイツなので、ゲイツが使える武装の範疇であれば通常のMS並には武器を使いこなせる（フリーダムみたいにチート性能は無い）。

ぐらい。特に「1.」の効果はフリーダムのとは決定的な差として機体のキャパに影響している。
ジャスティスも「1.」の事情から「SFS(飛行補助マシン）を背負う」方式でフリーダムよりも飛行ユニットが大型化（翼除く）している分、設定上では成立させているのである。
この2機はこの法則に守られているため、結果的に「フリーダムガンダムは欠陥機である」とロボオタにネタにされやすい。

以上になります。

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