おはようございます、月影TAKAです。
今回は「ガンダムSEEDの不評の理由2」に語ります。
今回は原作は関係ありません（100%関係ないとは言い切れませんが）。
その不評の原因とは「C.E.73デルタアストレイ」になります。
C.E.73デルタアストレイとは「ガンダムSEEDデスティニー」のユニウスセブン落下前後から話が始まった「マーシャン」と呼ばれる火星人コーディネーターを主人公にした外伝話です。
一応、デスティニーの史実に合わせてマーシャンが行動する作品となっていますが、酷い言い方をすれば「凄くターンエーガンダムっぽい変人揃いの非常に不快な作品」と言われる蛇足となります（ときた先生すみません）。
言うまでもありませんが「C.E.73デルタアストレイ」はガンダムエースサイドの展開作品であり、いわば「雑誌側の作品⇒雑誌側の蛇足」とされています。
「どうして蛇足扱いされるか？」と言われたら「C.E.73デルタアストレイが作られた経緯」にあります。それが「スターゲイザー」となります。
本来なら「デスティニーの段階で打ち切り」とされていたガンダムSEEDが「収益の回収（ガンプラ展開にもあるように追加パーツによるリデコ品が多い為）」を目的としたOVA作品をその後出しました。
C.E.73デルタアストレイとはそのスターゲイザーの人気を後押しする宣伝漫画だと思ってください。
まあ、「ファントムペイン」等の組織構成はまだいい方なのですが、問題は「マーシャン」の方ですね。
「いきなり怒り出す」「いきなり悲しみだす」「いきなり大泣きする」という謎行動に走る火星人コーディネーター…。
しかも、最後の展開は「これはどこの歌劇劇場ですか？」と言いたくなるような周辺を置いてけぼりにして言いたい放題言う展開。
言うまでもありませんが「C.E.73デルタアストレイが無くてもSEEDの全体の作品には影響しない（それ以前のアストレイシリーズは必然というか必要）」とまで言われるくらい後付け感が半端ない作品となっています。
まず「どうしてSEEDに火星が関係しているのか？」と言われたら「ロウ・ギュールが火星に行ってしまったから（デルタアストレイ参照)」で、火星帰りに「火星のコーディネーターを拾ってきました」というのがこのC.E.73デルタアストレイの接点です。
それに、C.E.73デルタアストレイではロウはかなり踏んだりけったりだったりします。
「レッドフレームをマーシャンに取られる」「裏方に回される」「ファントムペインに付け狙われる」「ユニウスセブンの破砕作業を協力したのにガーベラストレートからテロの主犯に間違われる」等。
まあ、元々もアストレイ知っている側からすると「C.E.73デルタアストレイにはかなりの抵抗がある」人もいるのではないでしょうか？
ガンダムSEEDに賛否がある原因はこのように「蛇足的な作品がSEEDには比較的いくらか存在する」点ですね。
スターゲイザーにはじまり、その派生作品であるC.E.73デルタアストレイ。
プラモ販売としてはわかるけど、「あまりにも原作のイメージから逸脱する作品展開は批判を呼ぶ」というのはこの作品が例のひとつだと思います。
今日はこんな感じですね。
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