おはようございます、月影TAKAです。
今回は「ガンダム作品のMSの法則」になります。
「MSの法則」とありますが、そもそも「MSとは何なのか？」を掘り返す感じになります。
で、順に書いていきましょう。
「MSはどこが一番初めに作った兵器？」と言われたら「ジオン軍」となります。
これはジオリジンという最近のガンダム作品や原作の初代ガンダムでも共通の設定となっています。
「連邦軍とジオン軍が同時期にMSを開発していた」という設定もありません。
MSVや「MS開発史」では「エリオット・レム少佐」の話が有名ですね。
元々は「コロニー開発用の工業用機械」を戦闘用に改造したものが出発点であり、機体の性能向上と強化を目的に進化しつつも「既存の動力源では機体重量と安定性に欠陥が出る」として頓挫しそうになったところに「ミノフスキー博士の理論」こと「ミノフスキー粒子」と「ミノフスキー式熱核反応路（動力源)」が開発され、私達の知るザク１やザク�兇坊劼�る話となります。
まあ、原作では「ジオン軍がMSを投入」という触れ込みで全て省略されています（つまり、上記の内容は後付けです)。
そもそも「ミノフスキー博士」という人物そのものが「後付けキャラ」であり、初代ではただ単に「レーダー攪乱幕用のチャフ粒子」程度だった。
しかし、時代が進むにつれて「未来技術では物理法則・粒子理論的に現在知る技術ではMSの武器や理論は再現不可能」と判断されて、ミノフスキー粒子が「ミノフスキー博士理論」と名前を変えることになります。
つまり、ミノフスキーとは「トミノスキー（富野監督が困ったときに乱立する理論)」であり、核融合炉や機体制御理論にも現在では「ミノフスキー式」として「ミノフスキー博士が全て考えました」という設定になっています（それ故に、ミノフスキー博士が介入する以前の兵器は「モビルワーカー」と呼ばれ、ミノフスキー理論で改修された実戦的な兵器を「モビルスーツ」と呼ぶようになったらしいです)。
で、話を戻しますがザクもジムもMSという名称がついていますが「工業製品」の部類になります。
ジオリジンを主軸に考えるなら原型となったモビルワーカーそのものがコロニー側が開発した「大型の工業用重機」という扱いを受けています。
で、Zガンダムの「グリプス戦役」以降は１年戦争やグリプス戦役の置き土産として「中破したMS」や「宇宙を漂流する戦艦やMS」がジャンク屋やコロニーの回収業者に持っていかれて、その技術が民間に落ちていくことになります。
つまり、アナハイムエレクトロニクス以外の中小企業メーカーでも小型であるならMSを開発できるようになります。
で、大手重工メーカーであるなら「戦力外」となった旧型MSの開発権をOEMという形で取得して、１年戦争時に開発されたジムやザク系列のMSを「民間用のローカライズモデル」として民間用に開発する可能性がありますね。
本来、MS自体が「民間向けの工業用機械として開発された」経緯からこれはありだと思います。
後のF９０やF９１でも「民間製の戦闘用MS」とか「クロスボーンバンガードのMS群」といった経緯があるため、この設定を逆利用すれば「冒険家やMS好きがMSを個人所有する」という時代がガンダムUCやマフティー事件以降に発生する可能性もありますね。
ある意味「ガンダム・ザ・バトルマスターが成立する理由」もこういう２次創作的な部分が強いと思います。
でも、逆に言えば「軍事機密級のMSは実は冒険物のガンダム作品には不向き」という理論もあります。
当然ですが、逆襲のシャア〜ガンダムF９１まででも「ジェガンのMS開発技術」はトップシークレットの秘匿技術であり、アナハイム以外の民間企業がジェガンを開発した経緯もありません。
F９１ではやたらと弄られていたジェガンですが、「ジムカスタム・ネモ〜ジェガン」は主にPMCや軍事組織向けの機体であり、「ジョニー・ライデンの帰還」でもこの点は語られています。
ただし、「後付け設定の波」もあるので何とも言えませんが…その一つが「トワイライトアクシズ」であり、ジェガンの改造機が登場していますが、ブッホ・コンツェルンがバーナム勢として送り込んだ機体とされています。
なお、このジェガンはバーナムが新造した機体ではなく、戦場で中破した機体を修復したり、製造中に登録を抹消して横流しされた機体を改造した説があります。
で、「どうして、ジムやザクを民事用としてローカライズ生産するのか？」と言われたら「旅行好きや冒険系の主人公の立ち回りをしやすくするため」である。
これは「機動警察パトレイバー」でもあった内容だけど、「機体が壊れると主人公はどうやって直してた？」と言われたら「特車２課の整備班が直していた」とか「篠原重厚で直してもらった」とかいうパターンがありました。
つまりは「メーカー修理」であり、ガンダム作品で「軍人でもない１民間人が軍隊を頼らずにMSを運用するためには」を考えたら「ゲリラ活動に加担する」か「MSを別途販売・サポートする民間企業を必要とする」パターンとなりますね。
後者は特に現代でいう「ディーラー」と同じ発想になります。
これを「子供・大人の遊び」まで引き落としたのが「メダロット」であり、メダロットのロボトルとは「ロボットバトルにルール性を持たせて協議にしたバトル」となります。
そして、メダロットの生産・サポートを行っているのが「メダロット社」となります。
つまり、この事情をガンダム作品に取り入れることで民間人がMSを個人所有して冒険や旅をすることが出来る作品を描けると思います。
ただし、この設定には「世界観そのものがディーラーがある設定にする」という条件付きになります。
今日はこんな感じになります。
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