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2020年01月26日19:08

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ガンプラバトルにおいての性能差

こんばんは、月影TAKAです。
こちらでは「ガンプラバトルでの性能差」について語ります。

まずは「駆動系・関節」から。
まず言っちまえば「最新のガンプラが強い」のは当たり前である。
これは「新しい方が関節が多いから」というだけではなく「3Dプログラム上、新しいキットの方が関節の情報量が多い」という点。
逆に言えば「旧キットの関節を改造しても3D上のガンプラバトルでは無意味」となる。
理由は言うまでもない。
「3Dプログラム上での関節なんてゲームシステムがあらかじめ用意する物」であり「ユーザーが勝手に作ってくるもの」ではない為。
前回語った内容と同じですが「ビルドダイバーズの様なガンプラキットのままの関節駆動なんて事実上作れるはずがない」のが実論。
これはある種の「関節ボールの事情」であり、3Dプログラム上の関節とは「関節ボール」というジョイント部分を起点に回転可動を与えることで「ひじやひざを曲げる」という動きを作る。
逆に言えば「関節ボールが無ければ関節を設けても回転させるプログラムが走らない」という欠点があるため。
つまり「ガンプラバトルを考えるならゲームが用意した既存の関節機構を使う」のが通説であり、ガンプラバトルが「平等なゲームシステム」なら「モナカ構造の旧BB戦士SDガンダムのデザインも関節を設けて曲がらなければならない」となるんだよな。
となれば、モデラーに求められるのは「関節として認識しやすいディテール」であり、既存のプログラムフレーム+ガンプラの関節のディテールの両面で機動力が上下するシステムを想定する。
故に「新しいキットほど関節のディテールの出来がいい+新しい3Dフレームが構築される」のは当然の発想であり、その性能差のハンデも込みで旧キット勢が旧ガンプラを使うのが話の流れだと思う。

そして機体性能差は基本的に「仕上げることで性能差が発生する」というのを本流とするのが自然な流れ。
簡単に言えば「ペーパー研磨⇒下地材(サフ)⇒塗装⇒トップコート」まで施して丁寧に作り込むと「防御性能が素組キットの2〜2.5倍に引きあがる」とすれば「作り込むことに意味がある」としてガンプラアニメとして意味が出てくる。
つまり「新しいキットを素組で売ることを目的としたガンプラアニメ」は本来のガンプラバトルを考えたら「失敗の類」であり、極端に「スクラッチ改造する」のは視聴者が付いてこないので「これをできるようにしろexclamation ×2」というのも作品作りとしては失敗の類。
まずは「上記の仕上げること」で「機体の性能アップの法則を知る」のが出発点であり、そこから「他キットのパーツを交換して性能を変化させる」ことから「ガンプラの改造」を覚えていく。
それでもさらに奥まった部分に行く際は、まさに「パーフェクトガンダム作成法」をそのまま持ち出せばいい。
この法則とは「方眼紙にスケッチを描いて、ベース機の姿を変えない方向で追加パーツを自作する」手法である。パーフェクトガンダムとはそういう風に作られており、そのプラバンスクラッチ装甲に欠陥があったため、川口名人の「セミアーマードガンダム」をヒントに京四郎が「フルアーマーガンダム」を作ってきた流れである。
これはプラモ狂四郎なら一般知識の部類である。
ここまでの先導なら無理もないし、ちゃんとプラモ狂四郎の韻を踏んでいるので作品には沿っていると思う。
逆に言えば「サンライズ勢は作品視聴者を考えずにオリジナルデザインを毎回変える」という空気読めてない演出が目立つんだよな…。
そもそも、ガンプラアニメとは「ガンプラが売れるようにするアニメ」と同時に「視聴者が気軽にガンプラを弄って改造する楽しさを映像として伝える作品」ともいえるんだよな。
ただし、月影TAKAの時代では「ガンプラアニメ」なんてなく、その役割は毎月発売されていた「コミックボンボン」のお仕事だった。
故に「SDガンダムではBB戦士かBB戦士から進化したSDガンプラが評価されるべき」と自信を持って言える。
そもそも「キット間に互換性が無い」という事が「ガンプラアニメのキットとして致命傷」であり、これを十分熟知している「バンダイ 
ガンプラ開発事業部」だからこそ私も自信をもって「SDガンダムとして評価されるべきはBB戦士ガンプラ達だ」と言い切れるのである(だって、互換性が無いと腕や足が交換できないじゃん)。

これはHGUCでも同じことが言えちまうパターンがあるため、本来なら「使用する関節はHG〇〇シリーズで共通化する」のは真っ先に考え付くんだけどな。
しかし、HGUCの生い立ち自身に不幸があり、HGUCは「90年代の500円ガンプラから役割をバトンタッチされた」ものの「手本としたのは当時のOVAタイアップの800円ぐらいのガンプラ達だった」のが災いして「ポリキャップの形状が統一されていない」という問題を発生させた。
しかし、これは「シリーズで系統を合わせればなんとか改造は可能」というアドバンテージもあるため、一概に「全部ダメ」とも言わない。

つまり、ガンプラとは「作って飾る」のも手法なら「作ってから改造してオリジナルを作る」のも手法である。
どちらも正解だが、「ガンプラバトルで性能アップする」なら「仕上げ方で性能アップする」方法と「デザインを変更して性能アップする」方法が存在する。
ここから「コアガンダムのシステム」はかなり的を得た物であり、上記の両方の性能アップを狙える機体ともいえる。
故に「新しいガンプラキットが強い」というのは一概に間違ってはいない。

ただし、ガンプラの性能で一番差がつくのは「仕上げ方」そのものであると思うんだよな。
「中抜きにパテを埋める」「ちゃんと塗装層を構築して重厚にする」等はガンプラ上での機体パワーや機体の強度にも影響を与えるのでこれを軽視している時点で「SDガンダムなんて低性能で弱ぇえ(笑)」みたいなことを言った小川Pが完全に間違っていると言い切れる。

逆に言えば「巨大ガンプラも仕上げをなまければスカスカの木偶の坊程度の価値しかない」と言われてしまうのである(当たり前だが、サイズのでかいキットほど仕上げる場所が増える。故に作るのに時間がかかるし手抜きが発生する場合がある)。
元祖になればなおのこと、キットサイズがでかくなのでこの傾向が出る危険性がある(キングシャイン等のキングオブハートなど)。
だから「でかいガンプラがガンプラバトルに向かない⇒元祖がガンプラバトルに不向き」と言われる原因とされる。
逆に言えば「BB戦士はキットが小さい⇒改造を加えられるスペースが小さい⇒しかし、仕上げる面積も小さい⇒短期間で丁寧に仕上げることに向いている⇒ガンプラバトル向け」という法則があるため。

これはプラモウォーズでは一般常識の知識であり、ガンダム野郎世代がちゃんと知っているかどうかは謎である。
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