おはようございます、月影TAKAです。
今回は「ミニ四駆の機構改造の説明」になります。
※これはあくまで正攻法改造の機構改造説明になります。
では始めます。
・軽量スパーギヤ作成(画像1)
画像1の写真のようにスパーギヤに小さな穴をピンバイスで空けてスパーギヤを軽くする改造方法です。まあ、スパーギヤにあけた穴小さいので「こんな穴を空けて効果があるの？」と言われたら、バイクでいう「ゾイル（エンジンオイル付加材)」並に怪しい改造に見えますが、そもそも「FA130モーターのトルク」を平均的に言うと「指で強めにタイヤを押さえると回転している通電中のタイヤを止める事ができる」問題があります。逆に言えばFA130モーターのトルクはこのレベルです。
ここから、「カウンターギヤ・スパーギヤ―を回すトルク」が必要になります。当然スパーギヤとカウンターギヤの重量もモータートルク低下に繋がります（例で言えばカウンターギヤ・スパーギヤがSS400やS45C並の重い鋼材だったらモーターは回るのかというのと同じです。重いとモーターに負荷がかかってトルクが落ちます)。
実車でいうと「軽量フライホイール」ですかね。歯車が軽くなるという事はエンジンの回す負荷が減るので「エンジンの吹け上がり（加速力)が良くなる」効果がありますが、その反面、ブレーキをかけて減速する際に既存のフライホイールに比べて回転が落ちるのが遅くなります（モーターならコギングトルクが強くなった錯覚があります)。
・ペラシャ歯車の角処理
これは「ミニ四駆レース必勝ガイド」と呼ばれる旧田宮模型から出された改造本にも記載されている改造方法ですが、金属ヤスリやペーパーでピ二オン歯車の角を研磨して丸くするか面取りしてシャーシ角が当たらない様にする改造方法です。
これも多少は速度に影響します。
・ワンウェイホイール機構の採用
これは文字通り「4輪を全てワンウェイホイールにする」という改造方法。
しかし、ワンウェイホイールの弱点は「急な坂を登らない事」なんだよな。
結局は「ワンウェイホイール内のピ二オンがホイール外輪を回す」ことで速度を得るので、「ピ二オンが絡回りする(空転してトラクション抜けする)」と坂を上らなくなります。
逆に「ターンテーブルメインの立体コース」ならほぼ無双の攻略性を発揮します(ただし、ダイレクトにパワーを伝達するノーマルホイールに速度で負けます)。
で、ワンウェイホイール採用のミニ四駆をRCカーで例えるなら「4WDマシンで4輪すべてがデフ機構採用マシン。ただし等速ジョイントは採用していない」といったレベルです。
RCカーバギーでもジャンプするセクションがあるのでミニ四駆でワンウェイホイールを使うのは決して無意味ではありません。
しかし、ミニ四駆とRCカーのコース要素は立体コースあたりから袂を分かつ事になっているので一概に一緒とも言えませんが…。
逆に言えば「ミニ四駆のワンウィホイールの弱点」を考えれば簡単です。
「中のピ二オンの素材が脆いから」が結論で「真鍮ピ二オンは重くてプラを削るのもデメリット」となります。理想としては「カーボンか軽量ピ二オンと同じ素材当たりが理想」とも思えるんだよな。白ピ二オンと同じ形状で素材だけ変えた部品をワンウェイに採用したら多分使えるんだろうな。
むしろ「新型ワンウェイとして軽量ピ二オンの小さい筒を軸にしたワンウェイ機構を開発する」ぐらいすると立体コースで使えるのではないかと思います。
今日はこんな感じです。
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