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2020年09月16日15:28

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ガムテープ・デスマッチ

クロアチアの郷土料理ザグレブカツレツのレシピを眺めていたら、「まな板の上にラップを広げ、その上に仔牛のモモ肉を置き、さらにラップを被せて肉が薄くなるまで叩きます」のくだりを読んだ時、「薄くなるまで叩きのめす」とは、なんと過激な料理だろう、と思ってしまった。

...知らぬ間にストレスが溜まっていたのだろうか。

医療関係者の心配をよそに、コロナ禍などもう過ぎ去ったかのような人々が増えつつあるが、海外に目を転ずれば再燃の兆しをみせている国々もあり、スペイン風邪の時も第2波は5ヶ月後、第3波はさらにその5ヶ月後に起きている。効果的な治療薬やワクチンが無い状況も依然変わりはないことを考えると、油断は禁物だ。

...そうか、いまだにウイルスはマスクの編み目より小さいから着ける意味が無いとか言ってる馬鹿がいるから、叩きのめしたくなるのか。(笑)


自粛中せっせと体重を増やしていた私は、遠出に使えない時間を利用して、うちのちょっと変なジジイのメンテナンスを進めている。古くなった部品をメーカー在庫が欠品となる前に交換したり、脱法しない範囲でのカスタマイズで、先日、ハンドル(ステアリング)も替えてみた。

それまで付けていたハンドルもオリジナルより直径が小さかったが、今度のはさらに小径。そうすることでどのような効果があるかというと、「直径が小さくなる→円周も短くなる→ハンドルを回すとき、角度が同じなら腕の動きが小さくなる=従来よりも短い時間でタイヤを大きく動かすことが出来る=車の動きがクイックになる」。

デメリットは梃子の腕が短くなるから回すのに以前よりも力が必要になることだが、昔のパワーアシスト無しの車ならともかく、今の車なら大したことはない。しかも前に書いたようにちょっとおかしいうちのジジイは元々ハンドルを少し動かしただけでタイヤが大きく動くから、その度合いがさらに増したというか、車の動きが自分の感覚により近くなった。

そんな折り、たまたま点けたテレビで某走り屋アニメの再放送をやっていたのでなんとなく眺めていると、ちょうどガムテープ・デスマッチの回だった。見たことのない人にはなんのことやらさっぱりだと思うが、ハンドルを掴む手をガムテープで固定し、その状態で山道を走り速さを競うというもの。

しかし普通の車はハンドルの遊びが大きい(ハンドルをたくさん回さなければならない)から、Rの小さいコーナーを曲がる時は、ブレーキやパワーや慣性を使ってリアタイヤを外側に滑らせ、意図的にオーバーステアに持ち込まないと曲がれない。

最初は面食らう主人公だが、普段からドリフト走りをしているのですぐにコツを掴み逆襲するというお約束の展開。エスケープゾーンの広いサーキットコースならともかく、公道でそんなリスキーなことできるかい、と突っ込んでいると、ふと思いつく。

「ハンドルをほとんど回さないうちのジジイなら、普通に走れる?」(笑)


ハンドルの小径化にはもうひとつ、予想外のメリットがあった。

ふつうのハンドルの直径は40センチ以上あるので、教習所で習うドライビング・ポジションを取ると、多くの人は肘がちょっと開いた状態になる。この姿勢では「腕」という重しを僧帽筋や三角筋、菱形筋などで支えることになるから、長時間この体勢を続けると「肩が凝る」。

ところがハンドルを小径にすると、肘を絞った体勢となって肩周りの筋肉の負担が大幅に減少、都内を半日走り回ったくらいでは肩がまったく凝らなかった。

...ああ、長距離ランで効果を試してみたい。
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