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2020年09月03日07:37

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9条は使える

軍備は保険みたいなものだが、金食い虫だ。

綺麗事だけでは生きていけない今の世の中、残念ながら何かあった時のために軍備はあった方がいい。自己完結している組織は、災害派遣のように本来の目的以外にも使えるし。

とは言っても、掛け捨て保険同様、出費はなるべく抑えたい。あれもこれもと手を出すと、軍備はきりがない。米国が駐留費の増額を迫るのは、彼の国といえども軍事費が負担になっていることの証でもある。

では、我が国とってもっともコスパの良い方法はなにか。それは米国に軍備を肩代わりしてもらうことだ。(笑)

米国が我が国に肩入れするのは、日本列島という「場所」が、自国を守る時には防波堤となり、攻める時には橋頭堡としてうってつけだからで、あくまでも自国のため。日本のためではない。そこに付け入る隙がある。

米国にとって最も避けなければならないシチュエーションは、我が国が中国サイドに寝返ることだから、米国の圧力に我が国がNOと言っても、軍事力のカバーをすべて引き上げることはない。飴と鞭を使い分けながら、なるべく我が国にお金を出させつつ、現在の関係性を維持しようとする。要するに駆け引きだ。

そこで役に立つのが「9条」。

日本がこれを口実に軍事費の支出をコントロールしている限り、米国もあまり強いことは言えない。つまり9条は、米国に体よく我が国を守らせるための「武器」であるから、自ら進んで手放すのは得策とは言えない。


■中国の核弾頭200発超 今後10年で倍増、米が見通し
(朝日新聞デジタル - 09月02日 14:46)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6217027
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