なぜそこまで意固地に？

先日、Ｓ６６０で山の中を走っていた時のこと。

周遊道路で出会った８６？　ＢＲＺ？　と良い感じのペースで五日市に向かっていると、白ナンバーの小型ワンボックスに追いついた。その車のドライバーは運転が苦手のようで、コーナー毎に極端にスピードが落ちるものだから自然と団子になってしまい、こちらもコーナーの立ち上がりではアクセルを踏むどころか緩めて車間を開けなければならなかった。

もっとも山道ではよくある話なので、見通しの良い直線か、路肩に退避スペースがあれば譲ってくれるだろうと、相手のペースに合わせて走っていた。ところがそのワンボックスは一向に譲る気配を見せず、それどころか直線になると速度を上げる始末。

前を走っていた８６？　ＢＲＺ？　のドライバーは私より気が短かったようで、途中から「煽り」モードに。巻き込まれるのは嫌だったから、私は距離を置き２台の様子をうかがっていたが、ワンボックスはそれでも譲ろうとしない。

見通しの良い直線でようやく８６？　ＢＲＺ？　は（ちょっと強引に）追い抜いていったが、非力な私は引き続きおとなしくついていく羽目に。傾斜がもう少しあるか、せめてもう２０馬力あれば、私も安全に追い抜けたのに。（笑）

それにしてもワンボックスのドライバーは、なぜそこまで頑なに道を譲ろうとしないのだろう。私は追いついてきた車がいたら安全な場所でウインカーを出し左に寄せ、車速も少し落とす。すると後続車は「ありがとー」と挨拶しながら追い抜いていき、私も「事故るなよー」と手を振る。お互い、なんのストレスもない。

しかし意固地になってブロックを続ければ、煽られる側も煽る側もストレスが溜まるばかりで良いことは何もない。それどころか互いに感情がヒートアップしていけば、暴行事件にまで発展しかねない。そう考えると煽り事件は、もちろん煽る側がいちばん悪いのだが、煽られる側も簡単に避けられたはずのトラブルを自ら招いたように思えるのだが。


■停車させ「殺すぞ」と殴る＝傷害容疑で男逮捕−岐阜県警
(時事通信社 - 08月22日 00:31)
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