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2020年01月22日02:25

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古楽バグパイプのコンサート

久しぶりにブリューゲルバンドのライブがあります。ルネサンスバグパイプ(近藤バグパイプ工房作)とフランスのバグパイプを使ったアンサンブルで、中世・ルネサンスの音楽を奏でます。
Corvus Corax(コルブス・コラックス)をはじめ、イケイケのノリでパンクロック的な演奏をするグループはヨーロッパには多くありますが、本格的なハーモニーを聞かせる古楽のバグパイプユニットはほとんどありません。まぁ、バグパイプはユニゾンか1つくらいのハーモニーを絡ませるくらいで、あんまり多声音楽をやることは少ないのです。しかし、元々倍音を多く含む楽器なので、3声の曲などを演奏するととても豊かな響きが醸し出されます。大げさに言うと、豊穣なドローンの鳴り響く中、溶け合ったハーモニーの海にプカプカと漂っている感覚? もちろん、楽器のピッチや音程が揃っていての話。
ブリューゲルバンドのバグパイパーは、上尾直毅さん、山根篤さん、私(パーカッション;山根京子)。上尾さんはバロック・ミュゼット、山根さんはスコティッシュ・ハイランドパイプの名手です。楽器は違えども同じバグパイプ、名手たちの演奏にかかると、単なるドミソの和音がなっているだけなのに、何という幸福感! 至福の時間が流れます。
有名なスザートのダンスリーから数曲、カンティガからは1曲、R.モートンの『ロム・アルメ』、M.プレトリウスの「テルプシコーレ」から『パッサメッツェ』、ダンシングマスターから『ウィルソンズ・ワイルド』など、中世・ルネサンスの名曲をお届けします。
ブリューゲルバンドはあまりライブをやりません。前回は、確か2012年に豊田市美術館のアンソール展の関連イベントで演奏した時なので、8年ぶり?!です。ご都合よろしければ、ぜひご来場ください。

ダイヤ2月8日(土) 中世・ルネサンスを奏でるバグパイプ 〜ザ・ブリューゲル・バンド ライブ〜
御茶ノ水・水道橋:アテネ・フランセ B1 学生ホール(千代田区神田駿河台2−11、 https://athenee.jp/
時間:17時開演
料金:入場無料(投げ銭)
出演:近藤治夫、上尾直毅、山根篤(バグパイプ)、山根京子(パーカッション)
内容:T.スザート:舞曲集(ダンスリー)より、アルフォンソ賢王:聖母マリアのカンティガより、ほか中世・ルネサンスの音楽
☆3台の古楽バグパイプがヨーロッパ中世・ルネサンス時代の音楽を演奏。フランドルの農民画家ピーテル・ブリューゲルの愛したバグパイプの調べが今甦える!
問合せ:アテネ・フランセ03−3291−3391、 https://athenee.jp
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