できない子供への励まし

先日公立中高一貫の合格発表があり、
そうそうたる英才小学生が中高一貫へ入った。
しかし世の中ではその10倍以上の
”小学生なのに落ちこぼれの烙印を押された普通の子”が
低学年から受験に悩んでいる。

残された生徒諸君は学校の勉強ができないからとか
いじめでキツイとか
家が貧しいので出世できないとか
才能がないから負け組だとか
親ならうちの子はできないとか、
私立に入れないとか大学に入れないとか
医者になれないとか、
（大体の親は）たかが金が稼げないから学歴がないと将来不幸だとか

そんな風に思っているのだとしたら
この手紙を読むべき
ものすごい破壊力のある文だ。
作文点数で言えば1000点だし、文学作品と言ってもいい。
技術でなく、命がこもっている、
都立トップ校だろうが東大だろうがどこまで頑張っても
このレベルには到達しない。
生きているということは、彼らにありふれているから。

残された子供、目の前の子供の今の頭の悪さなど、
この文章の犠牲の前には分子サイズの悩みでしかない

自分の頭で自由に考え、実行力を訓練できる権利は素晴らしい。
命がかかっているとはどういうことか。
子供にはこれを教えてあげたい。


■心愛さん、自分へ書いた手紙「あきらめないで」　虐待死
(朝日新聞デジタル - 02月18日 20:50)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5978027