肉屋のチェーン店が失敗する理由

焼肉、ステーキなどの肉系のレストランは拡大できない。
特に安さを売りにするとダメ。
高い値付けの肉系しか生き残らない。

おそらく叙々苑だけが例外で、あとは全部ダメ。
その叙々苑ですら62店舗、さらに高級にしている。

寿司だけがまだ安い系残っているが、あまり長くは続かないだろう。

なぜか。

生きのものの呪いだからだ。

生き物を殺して、その肉を削ぎ、切り刻んで美しく飾って、
安く売る。
食べるほうはゴミのように食べて、残して捨てる。
もうね、これだけで長続きしないってわかるでしょ。

肉の卸もトサツする側だから、こんな事情でいい肉を新参に回さない。
輸入肉をいくら安く売っても、結局この業にやられて、
せいぜい50店舗で頭打ちになって行くわけ。
うまいうまいと安く牛肉食ってゴミ出しておいて、
犬や猫やクマがかわいそうとかね。
いやいやまず目の前見てみなさいよ。
自分の前の肉高く食ってやれよ。それから犬猫の話をせい。
だからさっさと50店舗くらいまで落としたほうがいい。

アメリカにいくと牛ステーキレストランあるけど、
固いし、高い。
柔いハンバーガーにいくわけ。
ハンバーガーだってデカいのばかりで5000円くらいとる。
観光客向けにしかなってない。

牛肉は安く売ってはいけないの。
覇者が会合で戦国を牛耳る、って昔から言うくらい、牛は大事な生き物で、
なにか神聖な力があるようだ。
豚は人間に近いという。とんかつもあまりなくなった。

結局、肉類で呪いが弱いのは鶏、小魚の類で、
これはどうやら数を消費してもいいらしい。
でもボディビル目的とかで同じ部位ばかり食べたらやっぱり
業が帰ってくるよ。
だからどこそこが太らないとか、人には教えない。
食べたいところを食べろと言う。

命を殺して割いて飾って食う、というのは
あんまり安く商売するものではないよ。
いのちのねだん、というやつなのだ。

その切り刻んだ死体をきれいに飾って
写真に撮って、ネットに自慢げに載せる、っていうのも
私はどうも気が進まない。
だから文化や比較、記録説明以外で料理の写真は載せない。
猫犬食べ物旅行観光の写真でSNSでPVは絶対に稼げないから
これは知っておいたほうがいい。

個人や会合の記録なら、しょうがないかもしれない。
しかしいちいち個人の食ったものの記録を見たい奴なんていないよ。
食べログをみりゃいいわけで、
予約の取れないすし屋でパチパチ写真なんか撮ってたら
そういうのを田舎モンの野暮というのだ。
あまり褒められたものではない。

レストランの宣伝が仕事なら、しょうがないくらい。


いきなりステーキが一部店舗でついに“食べ放題”提供開始　他店舗への展開は「動向を見て検討します」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5948223