・はじめに
猪苗代湖は、少なくとも東北では有名な湖(大きさで)だと思うが、
猪苗代町に行く用事、というものは、なかなか生まれない。
何かのついでに寄る、というのも難しい。
これは、福島県の主要な市、福島市、郡山市、会津若松市のいずれからも遠いからだ。
スキーやゴルフのために猪苗代町界隈に行く、ことはできるが、
今のところ、いずれも積極的にやろうとは思えないでいる。
つまり、餃子を食べに猪苗代町やその界隈に行くのは意外に大変なのだ。
だからといって行かないではいられない。本日も何とか時間を作って行くことにする。
本日の店は、いわゆる台湾料理屋で、入り口には下手な字の貼り紙がある。
自粛期間中の営業時間の変更について書かれているのだが、
この書体を見れば何となく、日本生まれ日本育ちの人間のそれではないと判る。
なお、この店の開店日は2013年11月28日だそうで、それなりに長く続いている。
・対象
営業時間：11:00〜23:00
定休日：無休
駐車場：店の前に15台程度
席：テーブル席10席、小上がり座敷席4卓
席にある調味料：酢、醤油、辣油、胡椒、味塩こしょう、塩、七味
従業員：男性2名、女性1名
焼き餃子7個280円(税抜)
・結果
大きさ：中程度
皮の厚さ：中程度
ひだの数：なし
焼き加減：きつね色の焼き目が片面についている
餡の内容：野菜がやや多め
・考察
餃子の形は印象的である。「棒餃子」として出される餃子と類似している。
だが、「棒餃子」は大抵、もう少し細長い。
通常の、円形の餃子の皮を使い、長方形となるように包んだ、ということになる。
包んだ、と言うか、両端は開いているので、そこから餡が見える。
焼く時に零れ落ちないように仕上げるのは、なかなかに技術が要るだろう。
食べると、野菜の味があり、肉の味はあまり出てこない。
外見以外には、取り立てて特徴を見つけにくい餃子であった。
・まとめ
評価は3である。見かけの割にあっさりした、というか、薄味の餃子だった。
何となく、満足しきれない気分で猪苗代町を後にすることになった。
猪苗代町で餃子を出す店は、把握している限りで、
かつ、全国や会津地方のチェーン店を除いて、あと4店舗である。
ここまできたら、ひとつの町の餃子をすべて食べた、としてみたい。
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