ウェストバージニア州

アメリカの州って、マイナーな州でも何か一つはイメージがあることが多い。

テネシー州　→テネシーワルツ
アイダホ州　→ポテト
バーモント州　→カレー
ケンタッキー州　→フライドチキン
ウィスコンシン州　→酪農
カンザス州　→オズの魔法使い
ユタ州　→モルモン教
ワイオミング州　→イエローストーン
ミシシッピ州　→川

などなど。
（ノースダコタ州のように日本人のイメージがほぼゼロの州もあるけど）

で、オハイオのすぐ南にある今回のウェストバージニア州は、やっぱり"カントリーロード"の曲ですね。

自分もそのイメージしかなかったけど、調べてみても「田舎の平和な州」という感じ。

元々バージニア州から奴隷制を嫌う人々が分離独立して生まれ、今でも所得は低いけど、犯罪は少なくて平和。
盗るものもないし、山がちで逃げられないから泥棒は好まないのだとか。
５月の母の日を制定したのもこの州で、豊かではないけど平和が好きな州のようだ。





州都のチャールストンは小さな町。
議事堂や博物館のエリアには戦争の慰霊碑があります。





４つの壁で出来た慰霊碑。
４つの戦争とは、第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争で、ウェストバージニア州出身の戦死した兵を悼んでいる。



さて名物料理のコーナー。
実はいつも探すのは大変・・・

アメリカは各州でそれぞれ特徴のあるホットドッグがあるという話なので、今回はウェストバージニア州風のホットドッグ店へ。




ミートチリソースやコールスローが特徴らしい。
凄く柔らかい食感だった。

山の州だから、魚料理ならニジマス。まぁ可もなく不可なく。


お勧めできる観光地としては洞窟Lost World Caverns。
世界遺産のマンモスケイブ（ケンタッキー州）は中心の建物からツアー客がバスで各コースの穴へ向かい、たっぷり２時間以上ガイド付きで散策だが、ちょっと大げさすぎる。
ここは受付の裏の階段から降りていくだけで、自由に散策が出来て40分ほど。
マンモスケイブのデカさは圧倒的だが、こっちのほうが鍾乳洞としては美しい。


近隣は牧場なのか、動物が多い。


タマラックというお土産センターのようなところ。
ガラス細工が特産のようです。


Trans-Allegheny Lunatic Asylumという廃墟の精神病院。



ここはいまいちだった。
多分、１時間のツアーではなく、２時間のツアーに申し込んでちゃんとフルで案内して貰わないと、面白い場所をまだ見れていない気がする。
歴史とか空き部屋とか外観ばかり案内されても、英語もろくに分からないから楽しくはない。
廃墟なら、オハイオ州にある刑務所（映画「ショーシャンクの空に」の撮影場所）のほうがずっと面白かった。

ウェストバージニアは、全部を周ったわけではないけど、観光してもパッとしない田舎の印象。駐在員として住むのも不便そうだし、こうしてドライブに出かけるぐらいがいいのでしょうね。