ピッツバーグ

７月後半にペンシルバニア州ピッツバーグを訪問しました。
暑い週末でした。



ペンシルバニア州と言えばフィラデルフィアで、そこへ行くには車で10数時間はかかりそうだが、西端のエリアに位置するピッツバーグは、オハイオ州からさほど遠くない。

この町は２つの川が合流する三角形の地形にビルが並ぶ光景が印象的だが、その歴史はアメリカにしては古いようで、やはり東海岸から内陸へ進む開拓者たちが川を使っていたからだろうか。

観光の目玉は川の対岸の高台（かなり高い！）へ上るケーブルカーとそこからの絶景。

タイミングよく撮った冒頭の写真の右下に写る路線と、もう一つ路線があるが、いずれも150年ほどの歴史があって情緒たっぷり。


高台からの景色も素晴らしい。




また、世界的に有名なケチャップメーカー、ハインツがこの町にあるため、ハインツの博物館がある。




建物内は巨大で、調味料の展示コーナーはわずか。
奴隷制度、スポーツ、音楽、宇宙開発、玩具、農業など、テーマがばらばらのカオスな博物館だった。

さて、それではダウンタウンを歩いてみる。治安は良さそうに感じる。




歴史を感じる建物もあって良い感じだ。

名物料理としては、"フライドポテトが入ったサンドイッチ"がある。


当然ながら、ポテトは想像通りの味です。
ポテトを指で抜き取りながら食べるのがマナーだとか。
具としてはキャベツの酢漬けが入っているのが特徴的かな。

冒頭の写真の三角形の頂点にある広場の噴水まで来た。


ここからさらに、もう一つピッツバーグで忘れてはいけない場所まで歩く。
橋を渡って・・・（暑い）


PNCパーク。野球場。


全米でも有数の美しい球場で、背景を活かした独特の設計がなされていて是非一度入ってみたいものだ（勿論いまはCOVID-19だから不可）。


※写真はインターネット検索より

夕食は日本食料理店Yuzuという店のラーメンをホテルに持ち帰る（米国では今でも店内飲食は大部分が不可）。


このメニューを見て、「お、ゆず塩ラーメン！いいね！」と思って選んだが、Yuzu's Shioラーメンだった（紛らわしい）。

まぁそれでもいいのだが、肝心の味は・・・


これは酷い。日本食店で出すラーメンではない。
完全に中国の調味料を使っているスープ（牛肉麺のような）。卵も中国や台湾で出てくる煮卵だ。

そもそも店員はYuzuがどういう日本語なのかも理解してなかったし・・・。

ダウンタウンで泊まったホテルは親切で、今でも広報的なものじゃないメールが来る（"名刺もらったから君の会社調べたよ、世界中で色んなもの作ってるね" みたいな）。

ただ残念なのはいまビュッフェが禁止されているので、朝食がどのホテルもショボいこと。


これだったらその分の料金を安くしてほしいものだ。

そういえば、ホテル近辺の建物はいずれもこういう非常階段を持っている。

２階部分より上が建物にくっつき、１階部分は邪魔にならないように（？）空中にある。
日本でこんな造りのをあまり見たことが無いんだよなぁ。

いったいどうやってこの階段を下に下げて地面とつなげるのか。ずっと考えても分からなかった。

最後に、郊外を周った。

ここはオークランド地区で、ピッツバーグ大学がある。
変わった建物が多かったが、日本食レストランもあったので、次回はこちらで食べたい。


ケーブルカーなど、普通に観光客は沢山いました。
現状、半分以上の州が移動制限はないか、ごく限定的。

ただしニューヨークやワシントンDCは、いまなお完全封鎖に近く、基本的に入ることも出ることも出来ないので、そのあたりの州からの観光客は皆無。

このペンシルバニア州はずっと開放してくれているので、逆を言えば、ほぼ入れなくなった東海岸でも、フィラデルフィアには行けるということになる。

ややこしいけど、いまアメリカで移動する場合は、州ごとの規則をしっかり予習しておかねば大変なことになります。