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2019年02月05日21:24

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ベトナム航空利用 ミャンマーの旅 4

→続き(12/2(日))

列車は遅れに遅れ、朝9:30到着のはずだったバガンに19:30到着。
配車アプリも使えないバガンでは、タクシーは交渉制で、カルテル状態だから必ずぼったくられるという。
そうならないために旅行会社に車を手配していたのに残念だ。

寝台車内で同室だった大学生たちが、
「タクシーの交渉大丈夫??僕たちが交渉してあげようか?」と言ってくれるのでお願いすることに。
少なくなったバガン滞在時間を有効に使うためには、
・ホテルまでの移動途中
・日の出前から朝食まで
・朝、空港へ行く途中
の3つのポイントでの観光が必須。つまりチャーターしなくてはいけない。

やって来た中年のおじさんドライバーに大学生たちが説明してくれる。

大学生「交渉が出来たよ。明日の空港送迎まで全部込みで5万チャット(≒3,600円)だって」
5万チャットなら満足なので納得して車に乗り込む。
(一応警戒心を見せつけるために自動車のナンバープレートを撮影)

バガンは無数に遺跡の様な寺院が存在するが、一つ一つ入場料がかかるわけでなく、入域料として最初に町の入り口で1,800円支払う仕組みなのだが・・・

ドライバー「(車を走らせながら)シッ、電気消して荷物を隠して!ゲートを通るよ。・・・。よし、これで無料で入れた。お前はラッキーだぜ。」

俺「(うわ、1,800円浮いたけど、これあかんやつやww)」

とりあえずライトアップで有名なシュエズィーゴンパヤーを見学。

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見事な美しさ

そのあと、人けの無い、ライトアップもない寺院に車は停まり、

ドライバー「さて、5万チャット(3,600円)はここまでの料金だ。100US$(11,500円)を頂こう。」

はい、予想通り始まりましたね。
しかし人けの無い場所に置き去りにされるのもまずく、何より今回のバガン滞在は時間が無いので多少の出費でも効率的な観光が優先ではある。翌朝早朝に新しいタクシーと交渉する時間も惜しい。

俺「約束と違う、そんな金額はあり得ない!」

ドライバー「あり得無くないさ、俺は仏教徒だ。仏教徒は嘘はつかない。これはバガンでのタクシーの相場だよ。」

俺「狂った値段だ。それならもう結構。ここまでの料金も支払う気はないから。」

ドライバー「まて、じゃあいくらだ?5万チャットは安すぎるぞ。交渉できるものなら交渉してみろ。」

挑戦状を叩きつけてくるドライバーに対し、はったりをかましてでも100US$から下げねばならない。

俺「実は列車が遅れたからパーになったけど、旅行会社のプライベートツアーを申し込んでいたんだ。朝9:30から観光して翌日の空港までで75US$だぞ。夜から始まったチャーターでどうして100US$もかかるんだよ。おかしいと思わないか?」

プライベートツアーの言い値は92US$だったから嘘だ。しかし交渉とは嘘のつき合いだ。

ドライバー「うっ、それなら仕方ない。70US$、いや60US$でいい。」

夜も遅く、時間ももったいないので60US$(6900円)で妥協することにした。

朝の迎え時刻を確認し、ホテルに到着。
近隣のレストランへ夕食を食べに行く。

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フィッシュボールスープ:2千チャット(144円)

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川エビのカレー:8千チャット(576円)

どちらも旨い。カレーは意外と辛くなく、コクがあって味わい深い。プリプリした大きな海老。他のメニューより少し割高だったが、選んで正解だった。
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そしてミャンマーはビールが旨いというのも本当だった。

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ホテルは3千円レベルの結構いいところを取ったつもりだったが、またお湯が出ない。
でもスタッフが優しくて親切。

(バガン泊)


12/3(月)

6時前に起床し、昨日のタクシーで日の出スポットへ。
以前は無数にある遺跡(寺院)のどこかを選んで頂上に登り、そこから眺める景色が絶景とされていたが、地震があったことや米国人観光客が転んで死亡したことで、現在は禁止されてしまった。
遠くの丘に登って眺めるだけになり残念(気球に乗れば別かもしれないが一人3〜4万円はかかる)。
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今回の旅の写真でお気に入りの一枚。ミンナトゥ村。
ミャンマー人は牛肉をあまり食べないが、それは宗教的な理由ではなく、牛は生活を共に歩む動物なので、日本人が犬や猫を可哀想で食べない感覚に似ている。

真っ白で目立つレイミャナー寺院群
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ホテルに戻り朝食会場(屋上)。ここからの眺めも良い。
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素敵なホテルでした(お湯が出ないことを除けば)。

再びチャーター中のタクシーに戻り、空港へ行くまでの間に寺院を巡る。

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移動中の車窓からはこういう感じで名もないような遺跡(厳密には遺跡ではなくどれも現役でお祈りに使われている寺院)がいくつも見える。全部で数百個ありそうで、見て回ると何週間もかかるかも。
滅多に行く機会のない町だから、メジャーなものだけでも一通り訪れたい。

まずはマヌーハ寺院。
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囚われの身だった王が愁いを表現して作ったという窮屈な大仏で有名。
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続いてバガンで最も高い61mを誇るタビィニュ寺院。
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いよいよバガンで最も有名で外せないアーナンダー寺院。
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アーナンダー寺院では、入域チケット(ドライバーが昨晩ゲートを突っ切って俺に買わせなかった入場料支払証明券)の確認があるという。

ドライバー「いいか、入域チケットは"ホテルに置いてきた"と言えば通してくれるはずだ」
俺「(ひぇぇ、俺までこの小悪党の仲間入りだなこりゃ。)」

結果的にチケット見せろと言われることはなかったが、悪いので寄付箱にちょっとお金入れときましたw

この寺院の仏像は、遠くから眺める市民には微笑むような表情で、真下に来て見上げることが出来る権力者には睨むような表情になるよう設計されているそうだ。

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→続く
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