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2019年02月03日23:27

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ベトナム航空利用 ミャンマーの旅 3

→続き(12/1(土))

バスで8時間の区間が列車では17時間半。それでも鉄道の旅が好きなので列車を使う。
料金は寝台席でも20US$と安い。

ヤンゴン駅に到着したバガン行きの列車には、もちろん座席車も別の車両に存在するが、車両間の行き来ができない。
というか4人部屋の空間には直接ホームへ出るドアしかなく、トイレも各部屋に付いている完全な意味での"個室"または"密室"。
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トイレはもちろんそのまま線路上に落ちる仕様で、これは想定内。汚さもまぁ予想通り。
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さて、部屋は4人用なのだが、乗り込むと既に5人の先客がいる。
どうやらダブルブッキングのようだが、車掌は気にする様子もなく、私を入れて6人で部屋を使う羽目に。

その5人というのは大学生のグループで、外国人の俺に一つのベッドは完全に使えるよう譲ってくれた。
小学校就学率ですら85%というミャンマーで、大学に行けるのは相当なエリートのはず。エンジニアを目指して勉強中の彼らは、観光地バガンへ旅行に行くのだという。

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お菓子を交換したりして触れ合った。普段は日本の菓子なんて持っていかないのだけど、今回は食が合わなかったら困ると思い、こんにゃくゼリーや濡れおかき等を持っていた(機内に預けても割れないものを選択)。

列車は定刻通り16時に出発。

と、とんでもない揺れ!!噂には聞いていたが凄い。
ネットの口コミには、「縦揺れが激しい」「いや横揺れが激しい」など感想があったが、結論、どっちも激しい!ボートのように横に揺られたり、トランポリンのように縦に跳ね上がったり、普通に座席に座っているのに、空いている窓から身体が飛びさないか怖いので思わずどこかに掴まりながら景色を見ている状況。
でも常に激しく揺れるわけじゃないし、アジア最悪の列車であり二度とごめんだ、という評判には同意できない。やはりバスで寝るよりベッドで寝れる鉄道はその分快適だ。

JRの車両も走っている(ドア開けたまま)。
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空調はなくて暑いが、窓を開けていれば大丈夫。列車の車窓は生活が近くに見えるから本当に面白い。
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夕陽が沈んでいく。
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車内で出された夕食。車両間の行き来は不可能なので、途中駅に停車中に持ってくる。酢豚とチャーハンらしい。
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ついでに先に朝食も紹介。オムレツと呼ばれている料理。夕食と合わせて860円ぐらい。
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(車中泊)

12/2(日)

さて、夜間も、「とんでもない揺れだなぁ。脱線するんじゃないかw?」なんて思ってたけれど・・・

・・・・・。

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・・・・・。

本当に脱線しました。

どうやら土砂崩れかなんかがあった模様。
そして早朝の車内は一転して極寒。ミャンマーと言う国は、夏と冬より、昼と夜の気温差が凄いのだ。

到着地のバガンまでの距離の6割ほどの地点で深夜に停止し、動き出したのは本来のバガン到着時刻を過ぎた10時頃。
本当は9:30にバガンに着いて観光する予定だったのに・・・。

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正午過ぎ、今度はエンジントラブルかなんかで停止。
駅らしきところに止まってるので売り子の人がいる。
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暑い。昼になると急激に気温は上がり、列車が動いてたらまだ涼しいけど止まってたらサウナ状態。

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極寒からの灼熱にさすがに参り、ベッドで疲れ切る筆者

ようやく動き出し、バガンへ少しづつ進む。
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まさか列車内で2回目の夕焼けを見ることになるとは。
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結局10時間遅れ。9:30到着が19:30到着。
中国で北京から張家界に行った時に使った寝台列車が所要約24時間。今回の28時間乗車は人生最長記録です。

日が落ちたバガンでどうやってこの郊外の駅から市内へ行くのか。というか、翌日の10時の飛行機でヤンゴンに帰るので、どうやって観光の時間を確保するのか。
この難題とぼったくりとの交渉が次回のテーマ。バガン観光編。


→続く

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