かつて「バブル」と呼ばれた時代、なんであんなに景気が良かったのかというと、儲かったヤツがどんどんカネを使ったからです。
ある人里離れた地域に老農夫と若者が居た、とします。
老農夫は体の調子が悪いので若者に農作業を頼み、報酬として千円を渡します。
若者はその千円で老農夫から農作物を買いました。
翌日も老農夫は農作業を頼み、若者はそのカネで農作物を買いました。
そんな日々が10日続いた、とします。
この2人の収支を計算すると、老農夫は経費をを1万円払い売り上げが1万円。
若者は労働収入が1万円、消費額が1万円。
2人の間で千円札が行ったり来たりしただけで二人とも1万円の収入があった、という事になります。
カネは使えば使うほど増えるというのはこういうことなのです。
資本主義経済の社会で金を儲けたり稼いだりすることは悪ではありません。
しかし、そのカネが使われない事は害悪です。
カネは「稼ぐ・儲ける」と「使う」がセットでなければいけません。
ですからちゃんとした国の政府はカネが貯め込まれている所から税を徴収し、カネの足りない所へ回す、という事をしています。
経済をちゃんと回す為には徴収した税を広く庶民(入って来たカネをすぐ消費に回すことが期待される層の人々)の可処分所得を増やす事が早道です。
そして消費税とはその真逆の政策です。
昔々の江戸文化は「宵越しの金は持たねぇ」という江戸っ子気質がもたらしたモノでしょうし、中国の経済発展は彼の国の人民の消費意欲が大きいからだと思われます。
人々の消費マインドを冷え込ませるような事をすれば不景気になるのは当たり前。
私が8%になる前に買った高額商品はPCだけ(XP機からの買い替え)。
10%になる時に駆け込みで買うモノは・・・トイレットペーパーぐらいかな。
どうせいつかは使うものだし腐らないから、という事で。
■増税、少子化対策にも配分=財源確保へ負担増不可避−社会保障改革
(時事通信社 - 10月15日 19:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5332479
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