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2020年01月19日23:01

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#2149 恐るべき90歳

クリント・イーストウッドは今年90歳になるが、精力的に映画を撮り続けている。
1年に1作のペース。
どれも平均点は超えている。

役者としての彼を初めて見たのはテレビの「ローハイド」TV
マカロニウエスタン「荒野の用心棒」辺りはほとんど見ていない。
人気を博した「ダーティーハリー」も劇場では見ていない。
神経質そうな背の高い大根役者というイメージしかなかった。

しかし「許されざる者」以降、監督としても役者としても、その活躍はめざましい。
「パーフェクト・ワールド」「ミスティック・リバー」「ミリオンダラー・ベイビー」などなど。
「グラン・トリノ」はとても良い。

最近は実話に基づいたものが続いている。
「アメリカン・スナイパー」「15時17分、パリ行き」「運び屋」
そして「リチャード・ジュエル」。

爆弾犯に仕立て上げられそうになった第一発見者の闘い。
相手はFBIとメディア。
主演した役者が本人にそっくり。
中々の演技と思ったが、オスカーにはノミネートされていない。

母親役のキャシー・ベイツはオスカーの助演賞にノミネートされている。
「ミザリー」の怪演とは違って息子を愛する母親を好演している。

FBIとメディア、2つの権力の暴力。
カルロス・ゴーンが見たら拍手喝采を送りそうなテーマ。
弁護士が取り調べに立ち会うことで冤罪を免れたともいえるだけに尚更ゴーン向き。

スクープした女性記者 (結果的には誤報)の描き方が俗っぽいし中途半端。
あれも事実だとしたらちょっと呆れるが。










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