mixiユーザー(id:3133397)

2016年09月21日12:50

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#1383 クール

手術からちょうど1週間。
まだ寝不足です。

午前中、注腸検査が行われました。
腸に造影剤(バリウム)を注入してレントゲンで透視します。

順調に腸は繋がっているようです。
一安心です。

病室からは車椅子で検査室に向かいました。
看護師さんに押され、流れていく院内光景。
すっかり見慣れてしまっていました。

検査室の帰り、エレベーターから3人の若い女性が降りてきました。
一瞬、誰だか分かりませんでした。
私服だったからです。
入れ違いにエレベーターに乗り込んだ時、彼女たちが看護師さんであることに漸く気づきました。

思わずこう声をかけてしまいました。
「制服着てないから誰だか分かんなかった。普通の女の子じゃん」

入れ替わり立ち替わり看護師さんが世話を焼いてくれます。
顔をじっと見たりもしません。
マスクをしている人もいらっしゃいます。
何となくしか識別はできていないんですね。

それでも回数が増えると顔を覚えてきます。
でもやっぱり制服ありきの顔なんですね。
だから私服姿ではピンときませんでした。

ということは、町であったとしてもきっと分からないんでしょうね。
もしかしたら半年前にお世話になった看護師さんたちとも、ゆめタウン辺りで何度も会っていたりして・・・。

エレベーターの中で付き添いの看護師さんにそう言うと「患者さんもそうですよ。入院している時と全然違いますから」
そりゃそうでしょう。
シャワーも浴びれず髭も伸び放題。
ヨレヨレの寝間着姿しか見ていないのですから。

非日常の中で出会う患者と看護師。
日常の中では接点がないものなのかも知れません。

街中で出会っても感謝の言葉すら述べられないことに一抹の寂しさは感じますが、そんなことは意に介さず仕事に励む看護師さんたち。
クールな人間関係の奥深さを垣間見た気がしました。





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