mixiユーザー(id:3133397)

2016年08月09日14:21

218 view

#1349 風を待つ

昔は窓を開け放っていた。
夏の昼下がり。
涼しさは風が頼り。
自然の風、扇風機の風、団扇の風。

大抵、窓辺で座っていた。
風が欲しかったから。

大抵、縁側もあったし。

アパートの窓辺でちょこんと腰掛け団扇で扇ぐオジさんや、オバさんがいたり・・・。

昔は外が近かった。

だから近所の人ともよく顔を合わせた。
「暑いねえ」とか言いながら。

子供の頃には、氷売りの声も聞こえていた。

エアコンが完備され、人々は窓を閉めた。

外が遠くなった。

近所が遠くなった。


ボクは昼間はエアコンはつけない。
窓辺に座って、風を待っている。

そうして、昔を懐かしんでいる・・・。
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年08月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る