日本人拘束 安倍首相のバラマキ中東歴訪が招いた最悪事態
ビデオ声明でも分かるように、今回の人質事件、安倍首相の「中東外交」が引き金になったのは明らかだ。
16日から中東4カ国を訪問している安倍首相は、17日にカイロで行った演説で、「イスラム国の脅威を食い止めるために2億ドルを支援する」とブチ上げた。
この演説がイスラム国の怒りに火をつけたのは間違いない。湯川さんは昨年8月、後藤さんは昨年10月にイスラム国に拘束された可能性が高いが、これまで殺害を予告されることはなかった。
イスラム国が、安倍首相の中東訪問のタイミングを狙っていたのは間違いないでしょう。
しかも、首相は、イスラム国と戦うために2億ドルを支援すると表明した。
彼らにとっては、飛んで火に入る夏の虫です。
イスラム国は、ネットを駆使して世界中の情報を手にしている。
恐らく、安倍首相が何を語るか、じっくり観察していたはず。
深刻なのは、彼らは、日本の中東政策を問題にしていることです。日本は文字通り、イスラム国との戦争に巻き込まれてしまった
安倍首相は真っ青な顔をして「2億ドルは避難民への支援だ」と釈明していたが、もはや「イスラム国」に言い訳は通用しない。
■カネをバラまいただけの中東歴訪
そもそも、安倍首相は、このタイミングで中東4カ国を訪問する必要があったのか。
ちょっと考えれば、いま中東にノコノコと出掛けて、「イスラム国がもたらす脅威を食い止める」と2億ドルのカネを出すと表明すれば、イスラム国を刺激することは容易に想像がついたはずだ。
そもそも、安倍首相は、どこまで中東外交を理解しているのか。
人質事件を引き起こした責任をどう取るつもりなのか。
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