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2019年12月16日04:39

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奈良 じゃなくて 飛鳥へ! その2< 明日こそ飛鳥! >

11/24(日) 晴
この日は、全員、早々起床!
前日あれだけ大混雑していた紅葉の名所「談山神社」
せっかく飛鳥に滞在しているのだから、
何としても行こうじゃないの!

朝食のサンドイッチは荷物に入れて、
飲み物を持参のペットボトルに注ぎ、
07:00 宿を出発!

まだ、さすがに道路は空いている。
窓から見える風景は… 
「にっぽんの原風景」ってこんなのを言うのだろうな〜
周囲を山々に囲まれ、穏やかに田畑が広がり。
あとは何にもない…
ここ、本当に観光地の「奈良」の一隅だっけ?と思わされる。

07:30 談山神社到着。
さすが! 見事!!
境内のこぼれんばかりの紅葉が門前に溢れ出てくる。
1時間、開門まで待機。
体操したり… (笑)    ↓T先生
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門外を散策して紅葉狩りしたり、
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持ってきたサンドイッチで朝食を摂ったり
難なく時間は過ぎ、

08:30 開門
30人ほどの待っていた人たちが一斉に吸い込まれていくも、
広い境内にばらけて、紅葉狩りにはなんの支障もない。
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有名な「十三重の塔」
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木造十三重の塔は世界唯一とのこと。

ここ、実は
舒明・皇極二代の天皇の世
国の政治をほしいままにする蘇我蝦夷と入鹿親子を倒そうと
中臣鎌子(後、藤原鎌足)が飛鳥寺での蹴鞠会(けまりえ)で出逢った
中大兄皇子(後、天智天皇)と、談合した山というのが社号の起こり
という、大化の改新の発端の場所!
いやいや、飛鳥!
他の観光地の社寺仏閣と、まったく起源が違う!

ということで、
上がらせて頂ける拝殿(からの紅葉)
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には、「蹴鞠」が飾られていたり、
伝 運慶作の狛犬がいらっしゃったり、
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ご本殿
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鳥(鶴?白鳥?)の手水舎。今、お水は出ていない。
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花梨の原種「菴羅樹(あんらじゅ)」
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そして
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10:00 飛鳥探索に向かう!

10:30 高松塚古墳を最終目的地とし、周囲を先に…
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   「鬼の雪隠」
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   「鬼のまな板」
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本当は何なんだ〜?
宮内庁管轄でこんなネーミング、いいのか?!(笑)

途上、設えに凝った邸宅が…
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こういうものに造詣の深いM夫さんは、
あちこちの大きな家々に目が行き
遅れがちになるも、M代にせかされ…

高松塚古墳は公園の一角にあり、ちと歩く。
古墳の至近に私設の駐車場があると聞きそちらに車を回し…

そこから、田んぼのあぜ道を渡るとスグ!
高松塚古墳があるので、
みんなで とことこ…

写真左(はT先生)のような、こんなのどかな顔で、私も渡り終え
最後を歩くM代を振り返った瞬間!


あぁ〜〜っ!!!!手(パー)目exclamation ×2


M代が落ちた!!
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赤線の円の所! ここ(写真右)で、滑ってバランスを崩したらしい。

M夫さんが走り下りる。
私も追った。
M代は動かない。
H子先生は救急車を呼ぶ。
携帯の位置ですぐ確認できるらしい。

こういう時、頭は真っ白になっちゃうのね。

下がどろどろの田んぼだったのが幸いし、
M代はすぐ呼びかけに反応し、
飛んできた救急車には私が同乗し、
病院に向かう。
他の3人はとりあえず宿に向かい、M代の着替えを持って
私が伝える病院に後から来ることに。

車内、M代は気を遣って無理もしているのだろうが
それでも元気そう。
「ごめんね〜〜」と謝るので、
「国内で良かったよ。海外だったら厄介だったね。
 それに、私、救急車、生まれて初めて乗れたよ。
 あなたのおかげだわ!」
と言ったら、救急士が苦笑していた。

救急で病院に入りすぐ検査。
結果、大事に至らず、多少の切り傷と打ち身。
それでも、駆け付けた3人と、
すぐ帰京と考えたが、当の本人が
「大丈夫! 明日は観光する!」と言い張る。
たしかに、頭を打ったとしたら今日は動かさない方がいいかも
と言う医者の言葉もあって、
とにかく様子見で、予定通り帰京は明日とし、
とりあえず遅い昼食を済ませ(M代の希望でラーメン)
宿に帰着。
すぐ事情を伝えておいた宿のスタッフさんも安心して下さった。

この日の夕食は、宿至近の、地物がウリのレストラン
「あすかの食卓」に予約を入れておいたのだが、
まさか額に傷があるM代を連れて行けず、
1人置いて行ってもみんな、美味しく食べられるワケもなく…
事情を説明し、
お弁当にして出前を頼めないかとお願いしてみたら、
快く引き受けて下さり…

まず女将がやってきて、食堂のテーブルを確認し、
「これなら置けるわね!」と意気揚々と引き揚げて行った。
???
置けるって? 目

そして届いた豪華なご馳走…
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はじめ黒い角盆だけかと思ったのよね。
ところが、後からどでかい地物野菜のサラダがそれぞれ1皿ずつ届き、
熱々のグラタンが届き、デザートも届き、
最後、うちで獲れた物でと山盛りの柿まで届き…

みんな、最後は苦行か何かの罰ゲーム?(by M夫さん)のように
200%の満腹で音を上げ、サラダはほとんど冷蔵庫に。

その夜は、M代の傷が腫れるだろうな〜
熱も出るだろうな〜と、
自分の落馬の経験から想定し、
冷やせる道具をアレコレ用意して、
なんとなく注意しつつもうとうと寝ちゃって…



11/25(月) 
M代、元気そうに起床。目あせあせ(飛び散る汗)
早朝、泥が気持ち悪くてシャワー浴びて頭洗っちゃったって?!!

みんなで朝食を済ませ、
08:30 車に荷物を積み込み取りあえずチェックアウト。
M代とM夫さんはその車で病院に行って、
もう一度診察してもらい、
私と2人の先生はタクシーで飛鳥巡り。
後は、M代の状況に合わせいかようにでも。
ということになった。

やっと、T先生、念願の<奈良 じゃない 飛鳥!>を満喫できる!

まず、「亀形遺跡」
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至近「岩船石」
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これ、本当は何だったんだろう?
H子先生は私推奨の漫画「三つ目がとおる」/手塚治虫 を読んで
予習したとのこと。(笑)
「火の路」/松本清張 も、ここ関連だったよねぇ〜
様々なクリエイターが刺激を受ける不思議な遺物。
その割には普通に放置されているような扱われ方…
これが!奈良、いや、飛鳥なのかな?

「橘寺」
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聖徳太子誕生の地といわれる大変な場所!
太子の愛馬「黒駒」の像も。
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手水舎は龍
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幸運にも聖倉殿特別公開中で、百花の天井を拝見できた。
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不思議遺跡のひとつ二面石は境内に。
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そして! これ!!
銀杏の巨木! 黄葉真っ盛り!
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こういう時、T先生って自然界に棲む何かの精みたいなのよね〜
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巨樹には心底、畏怖を感じる。
人とは全く違う次元で生きている崇高な生き物。
樹皮に触れたら命が伝わってくるようだった。

橘寺遠景 索って見つけ、あまりに美しくて、頂いてしまった。
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M代から連絡が入る。
ちゃんとした医者(笑)に診てもらい(昨日は休日診療でアルバイト医?)
大事なしとお墨付きを頂いたとのこと。
帰京して保険申請の書類も出してもらって、私たちと合流すると言う。

昨日のリベンジ!
高松塚古墳とその壁画館は絶対観たい!とか。
M代らしいなぁ〜 3人で笑ってしまった。

これから30分後と言うので、
私たちは途上、
「亀石」に
これ、住宅地の中にひっそり遠慮するように居るのよね。
で、
たしかにカワイイ亀さんだけど…
なぜかT先生、異様にお気に入り!
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右で撮って、左で撮って…

亀のお尻… 
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先生、亀さんからなかなか離れない。(笑)
このコに出逢うために飛鳥に来たのね〜?

私とH子先生は、傍の地元民の生産品を売っているプレハブで
お買いもの。
手作りの干椎茸を5袋も! 安かったのよ〜〜

後ろ髪を引かれるT先生を引っ張り、
途上の「猿石」にも。
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ここも宮内庁管轄。

そして、いわくつきの「高松塚古墳」(笑)
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無事、壁画館でM代夫妻と合流。
リベンジ完了でご満悦!のM代。 イイ顔してるよ!

12:30 いよいよ帰途。
車で直接京都に向かう。

途上、期せずして前を通ることになった「三輪山本」
全員、素麺ランチに賛同!
今回は、一昨日オイシソ〜だった「ゆば山菜にゅうめん」を頂いた。
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ローストビーフと柿の葉寿司も美味〜!

そして、本当に帰途。

T先生は、
この日は京都の友人宅に一泊し、
翌日早朝、関空からアムステルダムに帰るので、
友人宅近くに送って、(なんだかスッゴイ大荷物…ふらふらあせあせ(飛び散る汗))
しばしのお別れ。(3月の旅もご一緒なの。)

京都のレンタカーの店で車を返し、
(私たちも結構大荷物になっちゃってた〜あせあせ)
京都駅で、車内で食べるお弁当を買ったり、
お土産がまた増えたり…げっそり

H子先生は、皮だけの「生やつはし」をご存知なかったそうで、
「おたべ じゃないの? あら、本当に皮だけなの?」、
と興味津々で買っていかれた。

M夫さんが
大人気の大阪「551」の肉まんふかしたて、を並んで買って下さり、

19:08 京都発 →のぞみ#252 
車内、4人で熱い肉まんを堪能! 旨し!!
車内に匂いが充満すると、匂いの強い食品を車内で食べることが
ネットの世界で話題になったりしたけれど、かまうもんか!
みんなで食べれば怖くない!
周囲でも、肉まんを食べている人、けっこういらしたし。

他にも色々、美味しい物を食べ食べ、
いつしか熟睡…

気付いたら熱海を超えて、新横浜。
H子先生とはここでお別れ。

21:23 東京着
また会おうね〜と約束をして、別れた。

で、翌日、26日(火)
M代は目の周りの痣をものともせず、ちゃ〜んとお仕事に行ったそうだ。
凄い! 強い!!
T先生は無事アムステルダム到着後、夜のヨガ教室に間に合って
ちゃんと講習したそうだ。
もっと凄い! もっと強い!!

M代に関しては、
とにかく大事に至らず本当に良かった。
それにしても、事故って思いもしないところで起こるんだね。
自戒…
次はアンコールワット!
ここで怪我したら本当に大変。
気を引き締めて行かねば。

年末年始も、事故はどこでもあり得る、
そんな事を深く心に留めた、この旅だった。
もちろん、飛鳥は本当に素敵で日本人の原点を感じた
いい旅だった。

私たちが帰宅してすぐ、天皇皇后両陛下が飛鳥に御幸。
お2人宿泊のホテルで、M代は「はにわまんじゅう」を買ってた〜!


※ おまけ
京都のトイレ、マークが和服! 知らなかった〜 目ビックリ!!
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