今年の春、
中高同期のM代が、
アムステルダム在住の恩師(中学の英語教師で、現在ヨガ講師) T先生が、
「あちこち回って日本に寄るけれど、
ちょっと飛鳥に行きたいのよ。」
と言ってるんだけど一緒に行かない?と誘ってくれた。
私も先生にはアムスで色々お世話になったので、
それなら!と、即、同行を決め、
行くなら秋!と、
先生の予定の確定を待って、
日程を11/22(金)〜25(月)と決定。
紅葉シーズンとぶつかると大変!と
早々に、お宿を捜し始め…
「奈良… どの辺を拠点にしようか?」
「それがね〜
奈良、じゃないの! 飛鳥に行きたいの!!
って言うのよ〜」
「え〜?? 飛鳥〜?
T先生、飛鳥で何したいの?」
「ワカンな〜い…」
ということで、飛鳥のお宿…
Webを漁ったら、
明日香村 飛鳥 にある、民家を改造したと言うお宿、
「アスカ ゲストハウス」の
ファミリールーム(蔵の部屋!)というのに食指が動いた!
そこを早々(6月頃?)予約し終え、
後は近づいたらでいいね、と日々を過ごし…
そうしたら、
あっ!というまに10月になっていた。
そこで慌てて
切符を早割で、少しお安く購入し、
結局、「飛鳥で何がしたいのか?」わからないまま(笑)
アバウトな予定だけ組んで、
11/22当日を迎えた。
同行者は、
<飛鳥>に行きたいT先生、同じく恩師(国語・古典)H子先生、
同期のM代、M代のご夫君M夫さん、
そして私、計5人。
M夫さんは今回、現地での運転を引き受けて下さった。
11/22(金) 曇り後小雨
往きは3組に分かれ、
合流は、できればJR奈良駅、不可なら宿という予定で
旅が始まる。
私はH子先生と2人で、
07:47 東京発→のぞみ#301 10:05 京都着
京都でひと遊び。
せっかくこの日に京都を通るので、
“特別展 流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美”@京都国立博物館
をぜひ観て行こうと思ったのだ。
駅を出ると…
やはり、観光客、多いなぁ〜
バス停は長蛇の列…
タクシーにて京博に直行!
10:30〜12:30
※鑑賞レポ
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1974140942&owner_id=3102427
古典教師のH子先生!
たっぷり楽しまれたらしい。 私もそれなりに…(笑)
広い庭の紅葉は8割というところかな?
京博のすぐ向かい、「蓮華王院 三十三間堂」
ここ、いつでも来られると思い、
実は私、幾度も京博は訪れながら、来たことが無かった。
京都でも「超」がつく人気名所なのに…
ちょうどいい! 行っちゃえ!!
13:00〜14:00
美しい御仏たち…
私好みの方々も多数…
間違いなく、
一度は来るべき、そして観るべき名刹だった!
タクシーで京都駅に引き返し、
第1の合流ポイント、JR奈良駅に向かう。
と… M代夫妻が京都から乗る予定の列車に乗れそう。
余裕しゃくしゃくのはずが、勘違いして近鉄の改札に向かってしまい
大分時間のロスをして、ギリギリ、M代夫妻と京都駅で合流。
15:03 京都発→みやこ路快速 15:48 奈良着
(この旧奈良駅々舎の右端に、こじゃれたスタバがあるの!)
奈良でレンタカーを借り、あちこち遊び回る予定だ。
M夫さんは車を借りる手続きがあると先にお店に行き、
残った3人で、
奈良駅「奈良のうまいものプラザ」を覗き、
名産の柿など、少し買い込んだ。
このお店、私は前回、奈良訪問の折、寄れず残念だった所。
欲しかった「粉末干椎茸」は無かったけれど、覗けて満足!
この日、T先生はバリ島から関空に着き、奈良に入る。
バリの前に他の国に行っていて…
もう70代! 凄いフットワーク!である。
が、
レンタカーのお店で待つも、現れない〜〜
奈良には着いているらしい…
私たちは、間違えて行っちゃう可能性のある場所を考え、
あちこち右往左往したが、結局、
T先生独自の思考回路の結果の回り道があって(笑)
とにかく合流。
17:00 無事5人そろって奈良を出発。
途中から、車のナビがご機嫌を損ね、
地図と道路標識のみで、迷走しつつ明日香村を目指し、
それでも、チェックインの約束19:00に宿に到着した。
ここはいわゆるゲストハウスで、
男女別の部屋に2段ベットが何台か入って1泊○円。(お安いのよ〜)
朝と夕食は別会計でお願いし、茶の間のようなお部屋で頂く。
とりあえず、蔵の部屋へ!
入口からシッカリ蔵! 鍵も趣が!と思ったら
それはキーホルダーで、そこに普通の鍵が付いていた。
部屋は2階だて。
1階(右、左下)に4人、ギューギューに布団を敷き、
修学旅行のように寝る予定。
M夫さんには、1人、2階(左上)で寝て頂く。
想像より蔵っぽく無かったかな〜?(笑)
ま、あまり蔵っぽいと居心地悪いわね。
夕食は事前にお願いしておいて、こちらで頂く。
11/22=イイフーフの日、とかで、
M代夫妻に宿オリジナルのお酒をサプライズプレゼント!
銘「538」は飛鳥に仏教が伝来した年号から。
すっきりした優しいお酒で、すぐ1本空いて(笑)
これを追加↓
この日はみなさん少々お疲れ…
とっととシャワーを浴びて寝ました。
11/23(土) 晴
この日はちょっと遠出。
石舞台→箸墓古墳→ランチ(三輪素麺)
→天理市→中宮寺→竜田川・信貴生駒スカイライン経由→レストラン
朝、周囲を巡ってみた。
裏に回って、
このどこかが私たちの部屋なのよね。
朝食は頼んでおくと冷蔵庫にサンドイッチ1袋が用意されていて
あとバナナ1本。
コーヒー、ジュースは飲み放題(朝のみ。通常コーヒー1杯100円)
08:30 出発
宿至近「石舞台」
T先生、ご満悦でご執心。
コーユーのが見たかったのかな?
コーユーものに興味がある方とは思わなかった…(笑)
しかし… ほんと、これは何だったんだろう?
その後、近くの談山神社が紅葉の名所とのことで、
ちょっと寄って行こう、と!
!!!
10:00前、すでに大渋滞!!
交通整理のおじさんが、今、動けなくなっている所から1時間、
というので、何とかUターンを決行!
翌日早朝にリベンジ!を期し、当初の予定に戻る。
11:00 箸墓古墳→至近で素麺ランチ。
宮内庁により「大市墓」として
第7代孝霊天皇皇女の倭迹迹日百襲姫命の墓と治定されるも
実際の被葬者は明らかでなく、卑弥呼の墓
とも?!!
だから見てみたかった。
そんな凄いものなのに、知らなきゃただの小山。(笑)
奈良、いや、飛鳥ってこんなものがイ〜〜ッパイ!
ランチ「三輪山本」 三輪素麺の老舗で人気店。
席に着いてから、続々とお客さんが!
早目に入れてよかった!
写真上:極細素麺「白髪」 下左:ゆば山菜にゅうめん 右:にゅうめん
自慢の「白髪」の細さ! こんな感じ。ゆで時間30秒厳守!!
食後、素麺ほか色々、買い物をしてたら続々と観光バスが着く。
観光コースなんだね〜。
12:00 店を出て
12:30 天理市天理教本部 着
M夫さんのお姉様のたっての願いで、
お水を頂きに来たいというM代夫妻に、
何にでも興味のある3人がくっ付いて来たのだ。
本堂(?)の中に入れて頂いた。
どんな宗教でも真摯に祈る人が居れば、
その場は清浄な空気が満ちている。
無事、お水にパワーを頂き(?)
天理の町で有名な昆布の名店で色々買って、
次は仏教、「中宮寺」へ。
途上、町が全て1つの宗教を軸に構成されていることを実感!
スッゴイ門前町、いや門前市!!
ここではセブンイレブンも、屋根が天理教仕様?(笑)
銀杏並木の黄葉が見事!
さて中宮寺、今更ながら、
ここ、法隆寺に隣接していたのね?
法隆寺の一角から入る。
さすが!紋は菊の御紋。 鬼瓦も凝っている。
「中宮寺」本堂
聖徳太子の母「穴穂部間人皇女(間人皇后)」ゆかりの寺。
世界3大アルカイックスマイルの1つと讃えられる至宝の仏像、
国宝「木造菩薩半跏像(如意輪観音)」
こんなに至近で拝めるなんて!
本当に!美しい!!
せっかくだから「夢殿」も…
特別開帳の期間を1日過ぎていたけれど拝観させて頂けた
「久世観音像」
たしかに、飛鳥の仏像のお顔である。
そして、竜田川を渡り…
私、
最近、競技かるたの世界を描いた漫画「ちはやぶる」にハマり、
おまけに、京都で三十六歌仙絵も観てきて、
「からくれなゐにみずくくる」様をどうしても見たいと主張したのだ。
でも、現実は…
車を停めて観賞するほど、まだ、からくれないに染まっておらず、
こうなると見事らしいが、(↓各所より頂き物)
ま、実際の「竜田川」を検証した!ということでOK!
夕ご飯を頂くレストランに向かう。
朝の情報番組で、紅葉の名所と紹介されたので、それなら!と
竜田川・信貴生駒スカイラインを経由して!
これは大正解だった!
(腕のせいかカメラのせいか?写真は現実の美しさの100分の1も撮れず)
大阪の町が一望に。
冬の太陽って低いね〜 傾いていく…
陽のある内に山中を抜けて目的地に着かねば!
さて、目的地は「天空の庭園レストラン グリーンテラス」
夜景が絶景と旅番組で紹介され、メモっておいたものを、
今回の旅の路程を作るのにグーグルを駆使していたら
天理から近いじゃない?と気付き早速予定に組み込んだのだ。
しかし、山中かなり深い、分かりづらい所にあるらしく、
予約時、行き方を聞いたら
「○○に着いたら電話を。運転手に直接説明します。」と
言われてしまった。
で、18:30
電話して誘導され着いたのが
ここまで店主が降りてきて案内され…
ずいぶん階段を登ったな〜〜 (下、昼の景色)
後で聞いた話では、店主のご家族がここでのレストラン開業を望み、
店主は押し切られたとか…
そ〜〜んな感じの店内の設え。
予約制で、4人以上限定とのこと。
あと1組お客さんが居たけれど、この先どうかな〜?(笑)
お料理も美味しいけれど、夜景が無ければ来ないかな〜?
最後のシメのお蕎麦、器の蓋の小鳥がカワイイ!
ご家族(奥さん?お母さん?)の趣味なんだねぇ〜
席から外を眺めて、
夜景ってこんなもんかな〜と
ちょっと期待外れ感を持ち始めていたら…
「デザートは場所を変えて」と…
すっかり暗くなった外に誘われ、
またひとしきり階段を登り…
着いた所に!
あぁっ! TVで見た絶景が拡がっていた!!
本当に見事!!
みなさんをお連れして良かった〜〜〜っ!
それにしても、快晴だったからこそ!の眺望。
雨降りだと山道は危ないし夜景も見えず、
ん〜〜 やはり難しいレストランだなぁ〜
後は一路、宿を目指す。
今日は、飛鳥というより奈良だった。
「T先生、<明日から飛鳥旅> ガッツリ致しますからね!」
そう言って、
この日は、枕を並べ夜の女子会。
修学旅行の教師側の裏話やら、
私が修学旅行に行かなかった話やら、
色々盛り上がり、夜は更けて行った。
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